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皆さんは!すごいよ!って話題好きですか?

"純粋に見ているとすごく楽しいけど、個人的には何か引っかかる所があるのです。



Youtube界の真のNHKとも言われる「社會部部長」さんの動画

日本礼賛番組はなぜ増えたのか?
https://youtu.be/JZs22tZ9cQU


2011年~14年にかけて増えた日本礼賛番組。

「社會部部長」さん曰く、テレビ局の予算不足がきっかけでもあったと思われるが、そこには需要もあったからだとおっしゃっています。



■そこで過去を振り返ってみましょう。

番組が増える前に、2008年頃に急激に増え始めたモンドセレクションと言う賞があります。
日経MJ2008年11月14日号によると、”審査対象品の5割が日本からの出品であり、うち8割が入賞している”


礼賛番組の前から、この手の物が増え始めており、「乱発気味? モンドセレクションって実際どうなのよ」って言うITメディアのビジネス記事を見ますと…。

”この実態を好意的に解釈すると「日本の食品のほとんどは、世界の品質基準を常に満たすようにできている」わけである。誇らしいことである。”

と言うことです。


そこでさらに前の世代に巻き戻してみます。
思いつくのが、2000年代に多かった食品偽装の報道でもある。


あの大手企業・地元では有名な企業が次々、賞味期限や商品を偽装して、あの手この手でやった事が、内部告発で話題になった頃に繋っていることを思い出させます。



■人々の思い

食品偽装と言う明らかに胡散臭い会社がやったのではなく、一般的に有名なお店、大企業が暴露されたのです。



人々は

「え?あんなに有名なお店が?」

「あんな有名企業が?」

と衝撃を覚え、人々はあれもこれも、本当はやってるんじゃないの?と不安を感じます。


その結果、一般的に人がこの手の礼賛商品や礼賛番組に需要を求め、提供する側が、礼賛系を販促として利用している流れになったのかな?と思うようになりました。






■このままで良いの?

「社會部部長」さんが最後にまとめているように、

”謙虚な姿勢を忘れてはいけません。
称賛ばかり求めると、信用出来ない情報に誇りを抱いたり”と言っています。


さらに日本文学研究者のキャンベル氏が

”乱発する日本人礼賛本を「思考停止」と一蹴”


と言うインタビュー記事を発見しました。


もしかしたら。

褒められること・褒められている物を見ることで、人は無意識のうちにこれは良いものだと感じてしまい、疑いの目を辞めてしまうのではないのかと…。


ITメディアのビジネス記事にも

”日本の企業も消費者も、「ほめられ方」についてもう少し見識を持つべきである。ホメホメビジネスは、いつかきっと、どこかで恥ずかしくなる。”

とおっしゃっています


いわゆる思考停止が発生すると、また人々は同じ過ちを犯してしまうのではないでしょうか?と疑問を持っています。





■10年に1度の周期

私や人々が礼賛と言う表現を使うようになったように、そろそろこの手の手法に疑問を感じる人が増えてきているのです。


見ていて楽しい物は仕方がない。
でも、ただ見てるだけでは、一思考が停止してしまう。


そういう心理があるのだったら、褒めている番組・ほめられている物を見る時、今一度ただただすごいね!って見るのではなく。


自分自身で問い、調べ、学ぶ必要があるのだと思います。



そして、自分でわかった事に対し、相手を称賛する気持ち。

どんな些細なことでも良いから、感心をもって、調べ・学び、素晴らしいことには、ちゃんと尊敬し、褒める。謙虚な姿勢も必要じゃないでしょうか?


だからと言いつつ、「ホメホメビジネスは、いつかきっと、どこかで恥ずかしくなる。」と言う意見には賛同したいです。"
筆者:かぴばら
投稿日:2021年04月23日 (金) 17時26分 [no.18064]

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