「高品質・低価格」で業績堅調 大黒天物産、純利益14%増
売上高は前年同期比7.5%増の2,150億7,100万円となり、経常利益は11.3%増の75億3,800万円、純利益は14.2%増の47億8,500万円と好調な推移を見せた。
原材料費や物流費の上昇など小売業界を取り巻く厳しい環境の中、同社は「安くて新鮮で美味しい商品」を提供するESLP(エブリデイ・セーム・ロープライス)戦略を徹底。
自社開発ブランド「D-PRIDE」による高品質・低価格商品を強化し、消費者の節約志向に応えた。
また、物流の効率化や鮮度向上を図るため、自社物流体制の整備も進めた。
この期間中に大阪府や愛知県など6府県で6店舗を新規出店。
そのうち1店舗はセンター供給100%の新フォーマットで運営コスト削減を実現した。
加えて、既存2店舗の建て替えと8店舗の改装も実施し、店舗力の向上にも取り組んだ。
財務面では純資産が44億円増加して598億9,700万円となり、自己資本比率も56.1%に改善した。
一方で現金および預金は減少したものの、有形固定資産の増加が全体を押し上げた。
通期業績予想については、売上高2,924億円、純利益64億円と期初見通しから変更はない。
店舗網の拡大とコスト管理を両立させながら、堅実な成長を維持している。
ソース:大黒天物産・2025年5月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
https://www.e-dkt.co.jp/ir/pdfs...
筆者:かぴばら
投稿日:2025年04月11日 (金) 18時27分 [no.28392]
投稿日:2025年04月11日 (金) 18時27分 [no.28392]