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バローHDがドミーを完全子会社化へ

中部地場スーパー、再編へ一手
バローホールディングスは7月7日、愛知県三河地区を中心に展開するスーパーマーケット「ドミー」への公開買付け(TOB)を開始したと発表しました。
買収はドミーを完全子会社とすることが目的で、TOB価格は1株1,917円。

すでにドミーの第三位株主である代表取締役社長や、その他主要株主、取引金融機関などから合意を得ており、合計26.29%の株式について応募契約を締結済です。
買付予定数の下限は66.67%(1,801,400株)に設定されており、これを下回る場合は買付けが成立しない仕組みです。

スーパーマーケット再編とバローの狙い
バローはグループの中期経営計画「バローグループ・ビジョン2030」の中で、主力事業であるスーパーマーケットの再編を基本方針に掲げています。
ドミーの子会社化は、愛知県の地盤強化と、将来的な「バロー経済圏」の構築に向けた布石としています。

すでに過去には山梨、滋賀、富山、大阪の地方スーパーを次々と子会社化しており、地域密着型の「デスティネーション・ストア」への転換を進めています。
ドミーもまた、地域密着の姿勢を貫く企業として評価されており、両者の親和性は高いと見られています。

合理化とシナジー効果に期待
バローは、今回の買収により以下のような相乗効果を見込んでいます。

- プライベートブランド商品の導入拡大による収益力の向上
- 仕入先の重複を活用した商品の共同調達
- 物流センターの共有による配送効率の向上
- 店舗開発ノウハウの共有
- 顧客データ活用によるマーケティングの高度化

また、グループ内のバックオフィス業務を集約し、コスト削減と生産性向上にもつなげる方針です。

経営課題と買収の背景
ドミーは2018年に上場廃止を経験。取引先との会計処理の問題が背景にありました。
また、物価高や競争激化、少子高齢化といった厳しい経営環境が続いており、スケールメリットのあるグループ入りが経営再建の道と判断されました。

バローは買収合意に至るまで、複数回にわたる価格交渉を重ね、最終的に1株1,917円での買付価格に決定しました。
ドミーはこの条件に同意し、株主にTOBへの応募を推奨する意見を表明しています。



ソース:バローHD
2025.07.07株式会社ドミー株券に対する公開買付けの開始に関するお知らせ
https://valorholdings.co.jp/wp-content/uploa...
筆者:かぴばら
投稿日:2025年07月07日 (月) 17時20分 [no.28952]

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