2010年11月23日 (火) 07時00分 発行 第4192号

新信濃変電所行ってみました

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最近の家電製品は、さほど気にすることが必要無くなったと思いますが、西日本と東日本では、交流の周波数が違うと言うことはご存じでしょうか？

東日本が50Hzで西日本が60Hzです。
ちなみに西日本の場合、プラスとマイナスの入れ替わりが1秒間に60回あることになります。
　→安全ヘルメット



新信濃変電所

最近は直流でも、安定して高電圧を流せるようになりましたが、各家庭に電気がくるようになった当時は、交流の方が安定して流せるため、交流を採用されているとの事です。

さらに、各地域毎に各電力会社がありますが、該当地域の電力会社の施設に何か大きなトラブルが発生したとき、出来る限り近辺の電力会社が協力出来るように、相互接続されております。

この相互接続にてどうしても上手く出来ないのが、50Hzと60Hzの壁です。



新信濃変電所

今回訪れた新信濃変電所は、東京電力の管轄する変電所なのですが、中部電力とも接続されており、50Hz←→60Hzの周波数変換を行う施設でもあるそうなのです。



新信濃変電所に繋がる送電線

しかしながらこの施設は、東京電力の中でも、膨大な電力を扱う施設とあって、今でも有人監視されている施設だそうです。

地図を見てもとにかく規模が違うのです。



新信濃変電所

50Hz←→60Hzの周波数変換を行うには、受け取った電気を一度直流に変換し、再度各周波数の交流に変換する、ZIPファイルを解凍し、LHAに再圧縮するような感じですね。




新信濃変電所に繋がる中部電力の送電線

こちらが中部電力の送電線です。

このまま長野県内の中部電力の変電所や高山市高根町の水力発電所に接続されています。


関東の大都市圏も支えているとても重要な変電所なのでした。



施設名：新信濃変電所

住所：長野県東筑摩郡朝日村
地図：→このあたり
経度緯度：
　世界測地系 北緯：36.08.13.6　東経：137.53.02.4
　日本測地系(カーナビ) 北緯：36.08.02.3　東経：137.53.13.5