閉店したあとのむなしさ!
とあるスーパーが突然閉店してしまったときのことです。
慌てて見に行くと、店頭には破産手続きの案内の張り紙。
それを読んでいると、なんと経営者の関係者らしき方がスーツ姿で来店者一人ひとりにお詫びをしていました。
不慣れな行政用語を一生懸命かみ砕いて説明し、これからの手続きを案内していたのがとても印象的でした。
ああ、この方たちは本当にスーパーの運営一筋でやってきたんだろうな、と感じて、胸が詰まりました。
閉店がただの経営判断ではなく、生活そのものの終わりのように思えて、とても寂しかったです。
だからこそ、時々「○○店、閉店セール始まったぞ!」と宝探し感覚に拡散している記事を見ると、
その心理が正直わからなくなるときがあります。
そんな光景を見たとき、あの有名な言葉を思い出しました。
「怪物と戦う者は、自分が怪物とならぬよう気をつけよ。
深淵を覗くとき、深淵もまたこちらを覗いている。」
― フリードリヒ・ニーチェ『善悪の彼岸』より
筆者:かぴばら
投稿日:2025年09月20日 (土) 06時44分 [no.29426]
投稿日:2025年09月20日 (土) 06時44分 [no.29426]