尾張一宮PAにスマートIC新設へ 物流効率化に期待
中日本高速道路会社が事業主体となり、中央自動車道西宮線（小牧IC～一宮IC間）に接続する形で整備が進められる。
整備されるスマートICは、全方向利用が可能なタイプで、24時間・全車種対応となる予定。
整備の最大の効果として見込まれているのが、周辺企業の物流効率化だ。
これまで高速道路へのアクセスには、小牧ICや一宮ICを経由する必要があり、特に朝夕の通勤時間帯を中心に慢性的な渋滞が課題だった。
スマートICが整備されることで、尾張一宮PAから直接高速道路を利用できるようになり、渋滞区間を回避してのスムーズな出入りが可能となる。
また、尾張一宮PA周辺には岩倉川井野寄地区の工業用地や産業拠点が集積しており、今後の企業立地促進にも弾みがつくとみられる。
一宮市や岩倉市が掲げる産業系拡大ゾーンの実現にも寄与し、地域経済の活性化が期待されている。
日交通量のシミュレーションでは、国道22号や国道41号をはじめ、周辺道路の交通量がわずかではあるが減少傾向を示しており、渋滞緩和にもつながる可能性がある。
一方で、スマートICの整備により新たな交通流が生まれることから、今後の地域交通への影響や安全対策についても注視が必要だ。
なお、スマートICはETC専用で、既存の尾張一宮PAを活用する「PA接続型」となる。
正式名称については今後、地元や利用者の意見を踏まえて決定される見通し。
ソース：国交省
スマートインターチェンジの
高速道路会社への事業許可および準備段階調査着手について
https://www.mlit.go.jp/report/press...
筆者：かぴばら
投稿日：2025年12月05日 (金) 16時30分 [no.29920]
投稿日：2025年12月05日 (金) 16時30分 [no.29920]
