コストコホールセールジャパン、下請法違反で勧告を受ける
コストコは、資本金3億円以下の下請事業者に食料品及び原材料の製造を委託していました。
公正取引委員会の調査によると、コストコは、これら下請事業者に対し、プロモーション原資として下請代金から一定額を差し引く、または返品をさせるなどの違法な行為を行っていました。
具体的には、総額約3350万円の下請代金を不当に減額し、約200万円相当の商品を返品させていたとされています。
公正取引委員会は、コストコに対し、取締役会での違反認識の確認、違反行為の再発防止策の実施、関係従業員への周知徹底、及び下請事業者への通知などを含む複数の改善措置を勧告しました。
一方、コストコは同日中に声明を発表し、公正取引委員会の勧告を受け入れ、業務改善に努めることを表明しました。
コストコは「法律の遵守」を倫理綱領の最優先事項と位置づけており、今回の勧告を真摯に受け止め、下請法の完全な遵守に努める姿勢を示しています。
この事件は、大手企業における下請事業者との公正な取引実務の重要性を浮き彫りにし、他の企業に対しても適正な取引実態の見直しを促す契機となりそうです。
ソース:公正取引委員会
https://www.jftc.go.jp/houdou/press...
筆者:かぴばら
投稿日:2024年03月13日 (水) 08時32分 [no.25653]
投稿日:2024年03月13日 (水) 08時32分 [no.25653]