ヤマナカ、2025年3月期第3四半期決算を発表 営業収益は1.8%減
同期間の営業収益は629億50百万円と、前年同期比1.8%減少した。
営業利益は64百万円で、前年同期比82.2%減、経常利益は1億85百万円で同61.7%減となった。
また、親会社株主に帰属する四半期純利益は1億20百万円で、49.4%減少した。
同社は、売上減少の要因として、食品価格や物流コストの高騰、円安による物価上昇、消費者の節約志向の継続など、厳しい経営環境を挙げている。
ヤマナカは、2027年3月期までの中期3ヵ年計画に基づき、「既存ビジネスモデルの進化」「経営効率の向上」「イノベーションの創造」の3本柱を掲げている。
店舗施策としては、2024年に愛知県や名古屋市内の複数店舗をリニューアルし、生鮮・惣菜売場を拡大。
品質向上や買い物の利便性向上を図った。
また、QR/バーコード決済を全店舗に導入し、決済手段の多様化を進めた。
経営効率の向上に関しては、タレントマネジメントシステムを導入し、人材管理の効率化を推進。
従業員向けの商品勉強会や接客・接遇コンテストを開催し、サービス品質の向上に努めた。
イノベーション創出の面では、グループ会社と連携し、自社加工センターを活用した生鮮食品の強化やオリジナル商品の開発を推進。
販売促進策として「バイヤー厳選商品総選挙」を実施し、消費者の関心を引き付けた。
一方、財政面では、総資産が前期比で3億74百万円減少し、403億85百万円となった。
これは、現金及び預金の減少や設備投資の影響によるものと説明されている。
同社は、2025年3月期通期の業績予想についても下方修正を行い、営業収益は848億円(前年比1.5%減)、営業利益は3億50百万円(同56.5%減)、当期純利益は3億20百万円(同32.1%減)を見込んでいる。
今後も持続的成長に向けた施策を継続し、収益構造の改善と経営基盤の強化を進める方針だ。
ソース:ヤマナカ・2025年3月期 第3四半期決算短信
https://www.super-yamanaka.co.jp/compa...
筆者:かぴばら
投稿日:2025年01月27日 (月) 17時02分 [no.27908]
投稿日:2025年01月27日 (月) 17時02分 [no.27908]