かつて岐阜最大の百貨店「ヤナゲン」、不動産業も終焉へ
株式会社平和堂は2024年12月26日、連結子会社である株式会社ヤナゲンを吸収合併し、解散させる決定を行いました。合併効力発生日は2025年5月21日と予定されています。
ヤナゲンはすでに百貨店事業から撤退しており、近年は同地での不動産賃貸業に特化していました。しかし、平和堂グループの経営効率化を理由に今回の吸収合併が決定され、不動産業も幕を下ろすこととなります。
合併は平和堂が100%出資する子会社を対象とした簡易合併方式で実施され、株主総会の承認は不要です。この結果、ヤナゲンという名は正式に姿を消します。
地元で親しまれた百貨店時代から、近年の不動産業に至るまで続いたヤナゲンの歴史に、一区切りがつけられることとなります。
補足
ヤナゲンはかつて岐阜県内最大規模の百貨店企業でした。1986年(昭和61年)には売上高386億円を記録し、バローの246億円や岐阜高島屋の192億円を上回り、県内に本社を置く小売業で首位となりました。
しかし、その後の競争激化や消費動向の変化により業績が悪化し、2019年8月31日に大垣本店を閉店し、百貨店事業から撤退しました。
ソース:平和堂
連結子会社の吸収合併に関するお知らせ
https://www.heiwado.jp/assets/file...
wikipedia:ヤナゲン
https://ja.wikipedia.org/wiki...
筆者:かぴばら
投稿日:2024年12月26日 (木) 17時22分 [no.27725]
投稿日:2024年12月26日 (木) 17時22分 [no.27725]