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みんなが脱プラの問題を間違えている

「脱プラ」とは、プラスチックを一切使わないことではありません。


たしかに当初は、海や街に散乱してしまうプラスチックごみを減らすために、
“プラスチックそのものを使わない”という考え方が強くありました。
しかし今の脱プラは、もっと現実的で、長期的な方向へ変化しています。



脱プラの本当の目的

脱プラの目的は、「使い捨て型のプラスチックを減らし、再利用・再資源化できる形にしていくこと」です。


つまり、使わないことよりも、循環できることが大切。
再生プラスチックや単一素材(モノマテリアル)への転換、リサイクルしやすい設計など、“再び資源として使えるようにする”という方向が主流になっています。




文句を言えばいい時代ではない
環境の話題になると、「なんで紙ストローにしたの?」「意味がない」など、すぐに文句が出ます。
でも文句を言うというのは、たいてい理解が追いついていない証拠でもあります。



変化には理由があります。

「なぜ変えるのか」「どんな背景があるのか」を知ることの方が大事です。




マクドナルドの例で見る脱プラの進化

マクドナルドは数年前、プラスチックストローを紙ストローに切り替えました。
しかし、味や口当たりなどで不満の声が多く、完全には定着しませんでした。



そこで今は、ストローを使わない蓋(ストローレスリッド)を導入しています。
これは見た目にはプラスチックでも、ストローという別部品を省くことで全体の使用量を減らし、さらに再利用しやすい単一素材で作られています。




つまり「使うな」から「上手に使うへ」――

それが今の脱プラの考え方です。

・現在の脱プラ方針(日本・世界共通の流れ)
・再生プラスチック(rPETやrPPなど)の利用拡大
・単一素材化(モノマテリアル)によるリサイクル容易化
・回収・再利用の仕組みを企業が構築する義務化
・燃やすリサイクル(サーマル)から、再利用リサイクル(マテリアル)へ
・生分解性・バイオマス素材の実用化



結論

脱プラは「ゼロにする」運動ではなく、
未来に資源を残すための設計改革です。

見た目がプラスチックでも、「再利用しやすい」「再生できる」なら、それは立派な“脱プラ”の一歩です。



筆者:かぴばら
投稿日:2025年10月28日 (火) 19時34分 [no.29685]

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