ゲンキーDrugStoresが第3四半期決算にて増収増益を達成と株主優待中止を発表
本四半期は売上高が1365億87百万円と、前年同期比で123億82百万円(10.0%)の増収を記録。経常利益も前年比32.5%増の66億88百万円と大幅な増益を達成しました。
また、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年比34.5%増の44億56百万円に。
この期間には、雇用環境の改善が見られる一方で、資源価格の高騰による物価の上昇が消費者の節約志向を強め、個人消費の伸びは鈍化しました。
令和6年能登半島地震の影響も受けた中、ゲンキーDrugStoresは地元密着型の「節約できる店」を強化し、地域シェアの拡大に努めました。
特に石川県能登地方では地震の翌日から営業を再開し、被災地の支援にも積極的に取り組んでいます。
四半期内の店舗展開では、新規に10店舗を出店し、6店舗の大型店を閉店。
店舗数は期末時点で合計413店舗となりました。
業績向上の要因としては、生鮮食品の品揃え強化やディスカウント販売の推進が挙げられます。
また、同社は配当予想の修正と株主優待制度の廃止を発表。
期末配当は前回予想から50銭増の1株あたり13円00銭に増配し、株主優待制度は偽造問題を受けて廃止し、配当への集中を図るとしています。
これにより、株主に対する還元はより公平かつ安定した形で提供される見込みです。
ゲンキーDrugStoresは今後も地域社会に密着した店舗運営を通じて、企業価値の向上を図りつつ、安定した利益還元を続ける方針です。
筆者:かぴばら
投稿日:2024年04月25日 (木) 18時43分 [no.25945]
投稿日:2024年04月25日 (木) 18時43分 [no.25945]