シニア層の支持で純利益増 アルビス2025年3月期決算
営業収益は981億8,500万円（前年同期比0.4％増）と増収を確保し、親会社株主に帰属する当期純利益は16億2,200万円（同5.0％増）となった。
営業利益や経常利益はそれぞれ前年を下回ったが、独自施策が奏功し、最終利益は増益となった。
自社プライベートブランド（PB）商品の拡大や、シニア向け会員制度「アルビスプラム友の会」の好調が背景にある。
2024年8月から開始したこの会員制度では、65歳以上の利用者を対象に毎週木曜日に10％の割引を実施。
サービス開始からわずか半年ほどで会員数は10万人に達し、節約志向が高まる中、高齢者層の強い支持を得た。
店舗面では、岐阜県に「北方店」を新規出店したほか、富山県内では「呉羽東店」の全面改装や「婦中速星店」の建て替え新装オープンなどを実施。
顧客満足度向上を目指した売場改善や設備更新に取り組んでいる。
業務面では、物流拠点として金沢市に新たなセンターを設置し、車両台数の15％削減を実現。
環境施策としても、太陽光パネルの設置やオリジナルエコバッグ販売、生ごみ処理機導入などを進め、SDGs対応を強化している。
来期（2026年3月期）の業績予想は、営業収益1,020億8,400万円（同4.0％増）、純利益16億3,000万円（同0.5％増）を見込んでおり、堅調な成長を見据えている。
ソース：アルビス・2025年３月期 決算短信〔日本基準〕(連結）
https://ssl4.eir-parts.net/doc/7475...
筆者：かぴばら
投稿日：2025年04月30日 (水) 16時29分 [no.28509]
投稿日：2025年04月30日 (水) 16時29分 [no.28509]
