11月21日 07:00
2013年08月31日 (土) 07時00分 発行 第6338号
レンタルは48時間!日産リーフで1300kmを走行してみました
筆者:かぴばら
昨年いわき市へ向かった際は、プリウスを使いハイブリッドカーをレンタルした方が、長距離は安いんじゃないか?って実験をしましたよね。
今年もガソリン代が上がり続けています。と言うことで、今年は電気自動車で同じ挑戦をしてみました。
(日産リーフ)
と言うことで2012年に発売された日産の電気自動車リーフに乗って、いわき市へ向かい帰ると言うとてつもない冒険に出ることにしました。
情報を知っている人は、知っていると思いますけど、リーフは電気だけで動く100%の電気自動車です。
ガソリンなんて食べません。
(日産リーフのボンネット内部)
使うのはこの電気モーターです。
電気モーターはトルクがあるので、スムーズな加速が気持ち良いです。
そして、カーバッテリーも搭載していますけど、これはモーターのバッテリーではありません。
モーター用のバッテリーは後部座席の運転席側の下側に盛りだくさん入っています。
(リーフのナビ)
リーフのナビは、リーフの為だけにカスタマイズされた機能が満載で、常時電気の使用量を把握したり、残航行距離から、どこまでいけるのかを助言したり、いけそうに無い時は、途中の充電スタンドも案内してくれます。
何より嬉しいのは、サポートプログラム(カーウイングス)がありまして、24時間どこに居ても、ナビから緊急通報が出来まして、レッカーの手配などをしてくれるサポート体制が整っています。
むしろそこまでして、電気自動車を進めて行く日産の意気込みには、すばらしい物を感じます。
レンタカーですが、この手のサポートも受けられました。
と言うことで、まずは手始めに名古屋にて仕事がありましたので、名古屋に向かい地下駐車場で充電します。
スマートフォンを使って居る人は、軽く勉強した事があると思いますけど,リチウムイオン電池の性格を理解する必要がありまして…。
1.100%や0%に近い状態で長期間放置しない
2.高熱になっている状態で充電や利用をしない
などの性格がありまして、ノート型パソコンのバッテリーでも、90%までしか充電しない設定がありますよね。
リーフなどの電気自動車もですね。
急速充電は30分までの80%までしか急速に充電をしません。
普通充電は100%まで充電出来ますが、時間をかけてゆっくり充電です。
一部の急速充電器も、30分以内に80%を超えると、自動的に電圧やアンペアを落として、普通充電をしながら100%充電をしてくれる所もあるようです。
名古屋の地下駐車場は、普通充電器がありまして、3時間の予定でしたので、100%まで充電をして貰えました。
その後は高速にのり、一気に恵那サービスエリアです。
(恵那サービスエリアの充電スポット)
高速道路会社って言うのは、西日本、中日本、東日本と別れていますよね。
幸運な事に、ネクスコ中日本は、サービスエリアに充電スポットを設置済みなのです。
なのでサービスエリアに停まりながら、充電すれば遠出も可能です。
(充電スポットの機械)
ネクスコ中日本の充電スポットは、事前の登録が必要ですが、1回100円で充電可能です。
こんな感じでほぼ寝ない状態で、走行と充電を繰り返し、無事にいわき市に到着しました。
かなりきついです。
100km走れるときもあれば、絶対に走れない時もあります。
(軽井沢市役所)
理由は上り道です。
特に高速道路の上り道は、アクセルを踏まないといけないのに、さらに奥までアクセルを踏み込むのです。
そうなると、もうメーターは一気に減り始めます。
そして、最近は各観光地の行政などがこぞって充電スポットを設置してくれてる動きがあるのですが、何より24時間充電出来る所があまり無いのです。
まず市役所に充電スポットを設置している行政もたくさん出来たのですが、日立市の場合、朝8時半にならないと充電出来ないと言われてしまい、使い物にならない…。
もちろん夜が使えない、お休みの日もあることがあるのを事前に調べながら、充電スポットを目的地まで組み進んできたのですが、一番の難関が長野県の松本市から軽井沢までのルートでした。
リーフの警告表示
出発前は、123km航行可能です。
軽井沢市役所までは、108kmです。と書かれていたので、もちろんギリギリ厳しいのだろうなぁと思いながら、向かいました。
高速道路上にて、長く走るには、後ろからパッシングされる覚悟のいる走りをしないといけません。
ガソリン車の場合、アクセルを踏み込みギアを上げて、目的の速度に到達しますよね。
電気自動車にはギアがありませんので、アクセルをいかに踏まずして、スムーズに加速するか、そして、上り坂でモーターの負荷が掛っている時、いかにして踏まずに上がるか、下り坂では、いかにアクセルを踏まずにバッテリーに蓄えることが出来るのかに掛っています。
こんな走り方を目の前でみたら、普通の運転手なら、怒り火の玉です。
今回の旅で、自分が一番の電費の良い走り方の目安となったのが、高速道路上で70~80kmくらいで走っている大型トラックやダンプの後ろについていくのが、一番電費の良い方法だと気がつきました。
行きは山越えで、帰りは東京超えと言うルートで帰ります。
東京都の入り口にある首都高の八潮PAにある充電スポットを使えば、高速をおりずに、東名の海老名まで行けると見込んだ為です。
しかし、実際は計画通りに進みません。
なんと充電スポットが故障中で使えないのです。
これには泣きたかったです。
さらに大変だったのは、このまま霞ヶ浦経由で東名に乗るのかと思いきや、地下の首都高でもある、中央環状へ案内を始めてしまって…。
(中央環状の渋滞)
1時間30分も渋滞から、抜け出せませんでした。
おまけにエアコンを停めて、航行距離を稼いでいたので、リーフの中はまさにサウナです。
大変辛かった1300kmでした。
充電した充電スポットの数は、17箇所です。
と言うことで、電気自動車をレンタルして、いわき市まで行った金額です。
1.リーフ48時間レンタル 17,220円
2.充電スポット使用量 800円
=======================================
合計: 18,020円
実際自分の車で行った場合、燃費は10km/Lで計算します。
1.ガソリン代:130リットル
gogo.gsの平均価格 156.4円
=======================================
合計: 20,332円
となりました。
プリウスの場合は、ガソリン代+レンタカー代金だけでは元がとれず、自車の固定資産の償却まで計算して元が取れるかも?って計算でしたけど、今回は明らかにレンタルした方が安かったと言う計算になりました。
でも、1時間走って30分の充電。
行きたい所に向かうのに、約1.8倍くらい時間が掛る計算です。
今回は睡眠時間全然無かったです。
こんな思いをしてまで行って見たい人に、是非と思いつつ、リーフを使った実験だったのでした。
電気自動車は遠出より、近場の買い物、職場への通勤に向いている車ですね。
でも…。
この冒険心をくすぐる車は何だろう!とちょっとはまりかけているのも事実です。
リーフの走行中の音
実際リーフの走行中は、タイヤの音や風を切る音くらいしかしなく、本当に静かな車内です。
前回はプリウスに乗ってHV車に憧れてしまいましたが、今回は長距離には向いていないとしながらも、電気自動車に憧れを感じています。
しかし、充電スポットの問題、急速充電でも30分は掛る問題。
充電スポットを設置してくれても、故障をそのまま放置される点、365日24時間使えるスポットの点など、問題はまだまだありそうです。
(充電履歴(PDFファイル))
あと、どのくらいの方が参考になるか分りませんが、電気自動車を使ってみたい方に、参考になるように、どの充電スポットまで行った時、何km走れて、その時の航行メーターの数などを記録に残してあります。
こちらを見ると、いかに寝ずに走っていたか分ると思います。
そんな未来の車に、まだまだ憧れを持っています。
これからもいろいろチャレンジしてみたいと思いましたので、以下のようなサイトを立ち上げてみました。
今回の大移動のもっと詳細を知りたいと思いました方など、週更新を予定しておりますので、ご参考にして頂けましたら幸いです。
みらいのくるま
今年もガソリン代が上がり続けています。と言うことで、今年は電気自動車で同じ挑戦をしてみました。
(日産リーフ)
と言うことで2012年に発売された日産の電気自動車リーフに乗って、いわき市へ向かい帰ると言うとてつもない冒険に出ることにしました。
情報を知っている人は、知っていると思いますけど、リーフは電気だけで動く100%の電気自動車です。
ガソリンなんて食べません。
(日産リーフのボンネット内部)
使うのはこの電気モーターです。
電気モーターはトルクがあるので、スムーズな加速が気持ち良いです。
そして、カーバッテリーも搭載していますけど、これはモーターのバッテリーではありません。
モーター用のバッテリーは後部座席の運転席側の下側に盛りだくさん入っています。
(リーフのナビ)
リーフのナビは、リーフの為だけにカスタマイズされた機能が満載で、常時電気の使用量を把握したり、残航行距離から、どこまでいけるのかを助言したり、いけそうに無い時は、途中の充電スタンドも案内してくれます。
何より嬉しいのは、サポートプログラム(カーウイングス)がありまして、24時間どこに居ても、ナビから緊急通報が出来まして、レッカーの手配などをしてくれるサポート体制が整っています。
むしろそこまでして、電気自動車を進めて行く日産の意気込みには、すばらしい物を感じます。
レンタカーですが、この手のサポートも受けられました。
と言うことで、まずは手始めに名古屋にて仕事がありましたので、名古屋に向かい地下駐車場で充電します。
スマートフォンを使って居る人は、軽く勉強した事があると思いますけど,リチウムイオン電池の性格を理解する必要がありまして…。
1.100%や0%に近い状態で長期間放置しない
2.高熱になっている状態で充電や利用をしない
などの性格がありまして、ノート型パソコンのバッテリーでも、90%までしか充電しない設定がありますよね。
リーフなどの電気自動車もですね。
急速充電は30分までの80%までしか急速に充電をしません。
普通充電は100%まで充電出来ますが、時間をかけてゆっくり充電です。
一部の急速充電器も、30分以内に80%を超えると、自動的に電圧やアンペアを落として、普通充電をしながら100%充電をしてくれる所もあるようです。
名古屋の地下駐車場は、普通充電器がありまして、3時間の予定でしたので、100%まで充電をして貰えました。
その後は高速にのり、一気に恵那サービスエリアです。
(恵那サービスエリアの充電スポット)
高速道路会社って言うのは、西日本、中日本、東日本と別れていますよね。
幸運な事に、ネクスコ中日本は、サービスエリアに充電スポットを設置済みなのです。
なのでサービスエリアに停まりながら、充電すれば遠出も可能です。
(充電スポットの機械)
ネクスコ中日本の充電スポットは、事前の登録が必要ですが、1回100円で充電可能です。
こんな感じでほぼ寝ない状態で、走行と充電を繰り返し、無事にいわき市に到着しました。
かなりきついです。
100km走れるときもあれば、絶対に走れない時もあります。
(軽井沢市役所)
理由は上り道です。
特に高速道路の上り道は、アクセルを踏まないといけないのに、さらに奥までアクセルを踏み込むのです。
そうなると、もうメーターは一気に減り始めます。
そして、最近は各観光地の行政などがこぞって充電スポットを設置してくれてる動きがあるのですが、何より24時間充電出来る所があまり無いのです。
まず市役所に充電スポットを設置している行政もたくさん出来たのですが、日立市の場合、朝8時半にならないと充電出来ないと言われてしまい、使い物にならない…。
もちろん夜が使えない、お休みの日もあることがあるのを事前に調べながら、充電スポットを目的地まで組み進んできたのですが、一番の難関が長野県の松本市から軽井沢までのルートでした。
リーフの警告表示
出発前は、123km航行可能です。
軽井沢市役所までは、108kmです。と書かれていたので、もちろんギリギリ厳しいのだろうなぁと思いながら、向かいました。
高速道路上にて、長く走るには、後ろからパッシングされる覚悟のいる走りをしないといけません。
ガソリン車の場合、アクセルを踏み込みギアを上げて、目的の速度に到達しますよね。
電気自動車にはギアがありませんので、アクセルをいかに踏まずして、スムーズに加速するか、そして、上り坂でモーターの負荷が掛っている時、いかにして踏まずに上がるか、下り坂では、いかにアクセルを踏まずにバッテリーに蓄えることが出来るのかに掛っています。
こんな走り方を目の前でみたら、普通の運転手なら、怒り火の玉です。
今回の旅で、自分が一番の電費の良い走り方の目安となったのが、高速道路上で70~80kmくらいで走っている大型トラックやダンプの後ろについていくのが、一番電費の良い方法だと気がつきました。
行きは山越えで、帰りは東京超えと言うルートで帰ります。
東京都の入り口にある首都高の八潮PAにある充電スポットを使えば、高速をおりずに、東名の海老名まで行けると見込んだ為です。
しかし、実際は計画通りに進みません。
なんと充電スポットが故障中で使えないのです。
これには泣きたかったです。
さらに大変だったのは、このまま霞ヶ浦経由で東名に乗るのかと思いきや、地下の首都高でもある、中央環状へ案内を始めてしまって…。
(中央環状の渋滞)
1時間30分も渋滞から、抜け出せませんでした。
おまけにエアコンを停めて、航行距離を稼いでいたので、リーフの中はまさにサウナです。
大変辛かった1300kmでした。
充電した充電スポットの数は、17箇所です。
と言うことで、電気自動車をレンタルして、いわき市まで行った金額です。
1.リーフ48時間レンタル 17,220円
2.充電スポット使用量 800円
=======================================
合計: 18,020円
実際自分の車で行った場合、燃費は10km/Lで計算します。
1.ガソリン代:130リットル
gogo.gsの平均価格 156.4円
=======================================
合計: 20,332円
となりました。
プリウスの場合は、ガソリン代+レンタカー代金だけでは元がとれず、自車の固定資産の償却まで計算して元が取れるかも?って計算でしたけど、今回は明らかにレンタルした方が安かったと言う計算になりました。
でも、1時間走って30分の充電。
行きたい所に向かうのに、約1.8倍くらい時間が掛る計算です。
今回は睡眠時間全然無かったです。
こんな思いをしてまで行って見たい人に、是非と思いつつ、リーフを使った実験だったのでした。
電気自動車は遠出より、近場の買い物、職場への通勤に向いている車ですね。
でも…。
この冒険心をくすぐる車は何だろう!とちょっとはまりかけているのも事実です。
リーフの走行中の音
実際リーフの走行中は、タイヤの音や風を切る音くらいしかしなく、本当に静かな車内です。
前回はプリウスに乗ってHV車に憧れてしまいましたが、今回は長距離には向いていないとしながらも、電気自動車に憧れを感じています。
しかし、充電スポットの問題、急速充電でも30分は掛る問題。
充電スポットを設置してくれても、故障をそのまま放置される点、365日24時間使えるスポットの点など、問題はまだまだありそうです。
(充電履歴(PDFファイル))
あと、どのくらいの方が参考になるか分りませんが、電気自動車を使ってみたい方に、参考になるように、どの充電スポットまで行った時、何km走れて、その時の航行メーターの数などを記録に残してあります。
こちらを見ると、いかに寝ずに走っていたか分ると思います。
そんな未来の車に、まだまだ憧れを持っています。
これからもいろいろチャレンジしてみたいと思いましたので、以下のようなサイトを立ち上げてみました。
今回の大移動のもっと詳細を知りたいと思いました方など、週更新を予定しておりますので、ご参考にして頂けましたら幸いです。
みらいのくるま
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