2025年08月09日 (土) 07時00分 発行 第11796号

シマヤ白山店が2025年秋オープン！石川県初出店のスーパーセンターの様子を徹底レポート

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2010年代に入り、日本各地では食品を扱うドラッグストアの出店が急増しています。
これは、政府の方針として推進されている「かかりつけ薬局」の普及と密接に関係しており、地域住民の健康管理を支える拠点としての役割が求められているためです。

1990年代以降、日本ではホームセンターが広く普及し、人々の暮らしに欠かせない存在となりました。
近年では、消費者の「節約志向」や「ワンストップショッピング」への需要の高まりを受け、食品を強化した「スーパーセンター」業態が注目を集めています。
そんな中、富山県を拠点とする株式会社シマヤは、ホームセンターからスーパーセンターへの事業転換を進め、着実に店舗数を増やす企業の一つです。

今回は石川県白山市に初出店となる「シマヤ白山店」の現地の様子を確認してきました。
筆者自身、シマヤについて本格的に調べるのは今回が初めて。
現地での気づきを交えながら、詳しくレポートいたします。

目次 (読むのに約7分)

1. 株式会社シマヤとは？
2. シマヤ白山店の予定地
3. 現在の様子
4. ガソリンスタンドも併設
5. オープンは秋を予定
6. まとめ
7. AIによるこの記事の解説
8. よくある質問（FAQ）
9. スーパーセンターシマヤ白山店の概要
10. あわせて読みたい記事
11. 参考になったサイト

株式会社シマヤとは？

株式会社シマヤは、富山県高岡市に本社を置く企業です。
1951年に「島屋茶大夢」として創業し、現在は富山県と石川県で「スーパーセンターシマヤ」を4店舗展開しています（2025年8月現在）。
地域密着型の経営を強みとしています。

シマヤ白山店の予定地

出店場所は、NEC跡地の再開発エリア。
金沢方面からお越しの場合は、白山ICで降りて国道157号線（旧8号線）を小松方面へ直進すると、約10分ほどで右手に見えてきます。

主要道路である157号線沿いに位置しており、県道22号を経由すれば国道8号にもつながるため、福井方面へのアクセスも良好です。

また、野々市市との境界付近にあり、周辺には飲食店や専門店も点在する生活利便性の高いエリアです。
白山市の成長とともに、今後さらに注目を集めそうなロードサイド立地となっています。

現在の様子

現地を訪れると、すでに建物の外観は完成しており、堂々たる存在感を放っています。

売場面積は7,904㎡と、一般的なスーパーマーケットの約3～5倍規模。
食品、衣料品、日用品、DIY用品、園芸用品など、あらゆる商品を1カ所で購入できるワンストップ型のスーパーセンターです。

昨今のトレンドでもある「ディスカウント性」も重視しており、単なる総合スーパーではなく、価格訴求力を持った店舗づくりが進められています。

ガソリンスタンドも併設

店舗の一角にはガソリンスタンドも併設されています。
これはすでに展開されている「シマヤGS砺波店」と同様のモデルで、同店ではホームページ上で毎日の価格情報を公開しており、「地域最安値に挑戦」を掲げています。

この価格情報を積極的に開示する姿勢からも、価格競争力に対する自信がうかがえます。
（8月6日ホームページの一部リニューアルにより価格表示が停止しておりました。）

しかも目の前には「コストコ野々市倉庫店」も位置しており、周辺は大型商業施設が集中する激戦区。
その中で、どのように差別化を図るのか注目です。

オープンは秋を予定

現地に掲示されていた計画名は「（仮称）白山市土地利用計画」。
これはすなわち、今回の新店「シマヤ白山店」の計画を指します。

2025年8月現在、工事はほぼ完了しており、「秋」オープンを予定していることから、お盆以降に開店準備が本格化する見込みです。

店舗コンセプトは「ワンフロア・オールインワン・ディスカウントショッピング」。
1つのフロアで全てが揃う便利さに加え、価格面での魅力も兼ね備えた業態で、今後の集客に期待が集まります。

まとめ

シマヤに関するネット上の声を調べてみると、「地域密着型のスーパー」「地産地消を意識した品揃え」といった評価が目立ちます。

とくに小杉店では、園芸用品や植物の豊富さが好評を得ており、ホームセンター的な要素を持ち合わせている点が特徴的です。

一方、X（旧Twitter）では、多くのユーザーが特売チラシの情報を共有しており、お得な情報に敏感な顧客層から支持されていることがうかがえます。
価格面では「大総力祭」「超肉の日」といったイベントが注目されており、「特売品が安い」「日替わりセールがお得」といった声が多く見られます。

そんなシマヤ白山店が出店するエリアには、イオンモール白山、コストコ野々市倉庫店といった大型店舗のほか、「大阪屋ショップ」「アルビス」「バロー」「ラ・ムー」といった競合店がひしめいています。

この中で、シマヤがどのような存在感を発揮するのか、今秋のオープンと共に、オープニングセールにも注目です。

コストコの「まとめ買い」、イオンの「多様性」に対し、シマヤが「日常使いの安さと便利さ」でどのような戦いを挑むのか。
白山・野々市エリアの買い物勢力図が、この秋大きく変わるかもしれません。