2024年7月14日掲載
2024年06月02日 (日) 17時00分 発行 第11179号
【特集】イオンモール土岐の大型テナントが撤退!撤退しても問題ない理由
版次最終編集:2024年06月13日 05:34
筆者:かぴばら
2022年10月に開業を迎えた岐阜県土岐市のイオンモール土岐について、開業して2年も経たないうちに大型テナントが閉店すると話題になっています。
正直言うと、筆者としても、そんなに騒ぐことなのかな?と思う部分もあり、現在の岐阜県にある大型商業施設を今一度見直してみることにしました。
(イオンモール土岐)
筆者としては、岐阜県にある大型商業施設の中で、イオンモール土岐は比較的また行きたいと思える商業施設ですが、岐阜県の西側からは計画を立てないと行けない距離でもあります。
1.オープン時期(導入期)
初期投資を行う企業が多く、新規顧客を引き付けるために、話題性のある人気ブランドや新しい店舗が多く出店します。
2.成長期
賑わいを維持するため、季節ごとのイベントやテナント、地域に根付いた店舗や、特定のニーズを満たす専門店が増加します。
3.熟成期
リニューアルや改装が行われ、施設の魅力を保つための新しいコンセプトの店舗が導入されます。
という段階に分けることができ、イオンモール土岐は完全に導入期を迎え、これから成長期に入っていく段階でもあるのです。
次々と他の地域にも魅力的な商業施設が誕生していく中、いつまでも同じテナントでは太刀打ちできないのが大型商業施設でもあります。
それでは岐阜県にある大型商業施設を見てみましょう。
(イオンモール各務原インター)
2007年オープン時は、イオン各務原SC、その後モール名統一にてイオンモール各務原へ。
2024年のリニューアルにて、イオンモール各務原インターへ改名されました。
おそらく岐阜県の中では一番盛り上がっている商業施設だと思います。
(イオンモール各務原インターの駐車場)
先日は立体駐車場も完成。
増床したエリアも含め、時々テナントが入れ替わり、週末は賑わった施設ですね。
(イオンモール大垣)
各務原のイオンモールと連続してオープンしたこと、さらに大垣市にはほぼ同時にアクアウォークやイオンタウン・アル・プラザなどの商業施設が誕生したことで、オープン時期(導入期)はとにかく悲惨な状態になってしまいました。
その年のテナントさん側が回答する満足度ランキングで、最下位を記録した商業施設です。
1階の専門店街とレストラン街はとにかく塞がった店舗ばかりになってしまい、訪れる人が仰天するほどでした。
(g.u.)
2010年に、レストラン街の跡地を活用して、当時店舗を拡大させていたg.u.を出店。
その頃からは着実にお客さんの流れが変わっていったように見えます。
成長期へうまく切り替え出来た例ですね。
(アクアウォーク大垣)
2007年に開業したアクアウォーク大垣です。
こちらも大垣市で連続開業した商業施設の1つですが、とにかく大垣駅北口と言うこともあり、イオンモール大垣にはなかった集客がありました。
(アクアブリッジ建設前)
さらにJR大垣駅の北口の連絡通路の工事に合わせて、アクアウォークまでつながるアクアブリッジが建設されてからは、一気に若者が増えたのが明らかになりました。
だからと言ってアクアウォークもレストラン街はすべて入れ替わっており、テナントの入れ替えも結構あります。
(モレラ岐阜)
モレラ岐阜は2006年に開業した大型商業施設です。
イオングループが関わっていない唯一巨大な商業施設でもあり、モレラ岐阜もオープン時にあった大型テナントは、ほとんど退店。
当時カーマホームセンターだった売り場は、現在は新しい専門店街へと変貌しています。
そして、記憶に新しく、2022年に東海地方初出店のロピアも出店しました。
(紅葉)
モレラ岐阜は秋の紅葉シーズンになると結構きれいでしてね。
外見も好きなお店です。
(カラフルタウン岐阜)
2000年にオープンした大型商業施設として、近代にオープンした大型商業施設以上に周辺地域に対し、大渋滞を発生させたのは記憶に新しいと思います。
(自動車)
トヨタ自動車各種も入っているので、お買い物を楽しみつつ車も見ることができる、1つ面白い商業施設でしたね。
カラフルタウン岐阜も何度もテコ入れを行い、現在イトーヨーカドーの直営売り場はほとんどなくなってしまいました。
(サンサンシティマーゴ)
1994年に開業した関市のサンサンシティマーゴも、映画館や北館など、温泉施設など改装と増床を繰り返している商業施設でもあります。
(マーゴウエスト)
2017年には建物がつながっていないマーゴウエストとして、別館までオープンさせています。
(マーサ21)
1988年に開業した岐阜県のイオンと◯◯の専門店街の先駆けでもある商業施設です。
マーサ21は一番熟成期と成長期を繰り返し乗り越えている商業施設といえるのではないでしょうか?
何度も改築を繰り返し、現在の姿になっています。まさにハウルの動く城のような状態ですね。
(成城石井)
最近では成城石井も出店しています。
(イオンモール土岐)
イオンモール土岐も確実にオープン時期(導入期)から成長期へと変化していく中で、オープン時にあったテナントが必ずしも地元の人に受け入れられるお店ばかりとは限りません。
着実に安定した顧客基盤を持つテナントや特定のニーズを満たす専門店へと顔ぶれが変わっていくのが、大型商業施設の流れでもあります。
(アイス)
行き慣れたテナントが退店してしまうのはさみしいこともありますが、地元のために役立つお店が増えていくのであれば、それは楽しいことだと思います。
筆者としては、そんな変わり続ける商業施設で、家族や大切な友人などと、楽しい思い出が詰まった施設が沢山あるのも事実です。
とにかく子供の成長は早く、その年齡や成長ごとに商業施設に対し思い出があるのも事実です。
そんな施設でこれからも時間を過ごすことができればと思っています。
テナントの退店は、新しい流れが始まる予感なのです。
そう悲観なさらないように!
正直言うと、筆者としても、そんなに騒ぐことなのかな?と思う部分もあり、現在の岐阜県にある大型商業施設を今一度見直してみることにしました。
目次
- イオンモール土岐の様子
- 大型商業施設にはこんなステージがあります
- イオンモール各務原インター
- イオンモール大垣
- アクアウォーク大垣
- モレラ岐阜
- カラフルタウン岐阜
- サンサンシティマーゴ
- マーサ21 ショッピングセンター
- 常に変わっていくもの
- 関係する記事一覧
イオンモール土岐の様子
(イオンモール土岐)
筆者としては、岐阜県にある大型商業施設の中で、イオンモール土岐は比較的また行きたいと思える商業施設ですが、岐阜県の西側からは計画を立てないと行けない距離でもあります。
大型商業施設にはこんなステージがあります
1.オープン時期(導入期)
初期投資を行う企業が多く、新規顧客を引き付けるために、話題性のある人気ブランドや新しい店舗が多く出店します。
2.成長期
賑わいを維持するため、季節ごとのイベントやテナント、地域に根付いた店舗や、特定のニーズを満たす専門店が増加します。
3.熟成期
リニューアルや改装が行われ、施設の魅力を保つための新しいコンセプトの店舗が導入されます。
という段階に分けることができ、イオンモール土岐は完全に導入期を迎え、これから成長期に入っていく段階でもあるのです。
次々と他の地域にも魅力的な商業施設が誕生していく中、いつまでも同じテナントでは太刀打ちできないのが大型商業施設でもあります。
それでは岐阜県にある大型商業施設を見てみましょう。
イオンモール各務原インター
(イオンモール各務原インター)
2007年オープン時は、イオン各務原SC、その後モール名統一にてイオンモール各務原へ。
2024年のリニューアルにて、イオンモール各務原インターへ改名されました。
おそらく岐阜県の中では一番盛り上がっている商業施設だと思います。
(イオンモール各務原インターの駐車場)
先日は立体駐車場も完成。
増床したエリアも含め、時々テナントが入れ替わり、週末は賑わった施設ですね。
イオンモール大垣
(イオンモール大垣)
各務原のイオンモールと連続してオープンしたこと、さらに大垣市にはほぼ同時にアクアウォークやイオンタウン・アル・プラザなどの商業施設が誕生したことで、オープン時期(導入期)はとにかく悲惨な状態になってしまいました。
その年のテナントさん側が回答する満足度ランキングで、最下位を記録した商業施設です。
1階の専門店街とレストラン街はとにかく塞がった店舗ばかりになってしまい、訪れる人が仰天するほどでした。
(g.u.)
2010年に、レストラン街の跡地を活用して、当時店舗を拡大させていたg.u.を出店。
その頃からは着実にお客さんの流れが変わっていったように見えます。
成長期へうまく切り替え出来た例ですね。
アクアウォーク大垣
(アクアウォーク大垣)
2007年に開業したアクアウォーク大垣です。
こちらも大垣市で連続開業した商業施設の1つですが、とにかく大垣駅北口と言うこともあり、イオンモール大垣にはなかった集客がありました。
(アクアブリッジ建設前)
さらにJR大垣駅の北口の連絡通路の工事に合わせて、アクアウォークまでつながるアクアブリッジが建設されてからは、一気に若者が増えたのが明らかになりました。
だからと言ってアクアウォークもレストラン街はすべて入れ替わっており、テナントの入れ替えも結構あります。
モレラ岐阜
(モレラ岐阜)
モレラ岐阜は2006年に開業した大型商業施設です。
イオングループが関わっていない唯一巨大な商業施設でもあり、モレラ岐阜もオープン時にあった大型テナントは、ほとんど退店。
当時カーマホームセンターだった売り場は、現在は新しい専門店街へと変貌しています。
そして、記憶に新しく、2022年に東海地方初出店のロピアも出店しました。
(紅葉)
モレラ岐阜は秋の紅葉シーズンになると結構きれいでしてね。
外見も好きなお店です。
カラフルタウン岐阜
(カラフルタウン岐阜)
2000年にオープンした大型商業施設として、近代にオープンした大型商業施設以上に周辺地域に対し、大渋滞を発生させたのは記憶に新しいと思います。
(自動車)
トヨタ自動車各種も入っているので、お買い物を楽しみつつ車も見ることができる、1つ面白い商業施設でしたね。
カラフルタウン岐阜も何度もテコ入れを行い、現在イトーヨーカドーの直営売り場はほとんどなくなってしまいました。
サンサンシティマーゴ
(サンサンシティマーゴ)
1994年に開業した関市のサンサンシティマーゴも、映画館や北館など、温泉施設など改装と増床を繰り返している商業施設でもあります。
(マーゴウエスト)
2017年には建物がつながっていないマーゴウエストとして、別館までオープンさせています。
マーサ21 ショッピングセンター
(マーサ21)
1988年に開業した岐阜県のイオンと◯◯の専門店街の先駆けでもある商業施設です。
マーサ21は一番熟成期と成長期を繰り返し乗り越えている商業施設といえるのではないでしょうか?
何度も改築を繰り返し、現在の姿になっています。まさにハウルの動く城のような状態ですね。
(成城石井)
最近では成城石井も出店しています。
常に変わっていくもの
(イオンモール土岐)
イオンモール土岐も確実にオープン時期(導入期)から成長期へと変化していく中で、オープン時にあったテナントが必ずしも地元の人に受け入れられるお店ばかりとは限りません。
着実に安定した顧客基盤を持つテナントや特定のニーズを満たす専門店へと顔ぶれが変わっていくのが、大型商業施設の流れでもあります。
(アイス)
行き慣れたテナントが退店してしまうのはさみしいこともありますが、地元のために役立つお店が増えていくのであれば、それは楽しいことだと思います。
筆者としては、そんな変わり続ける商業施設で、家族や大切な友人などと、楽しい思い出が詰まった施設が沢山あるのも事実です。
とにかく子供の成長は早く、その年齡や成長ごとに商業施設に対し思い出があるのも事実です。
そんな施設でこれからも時間を過ごすことができればと思っています。
テナントの退店は、新しい流れが始まる予感なのです。
そう悲観なさらないように!
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