2025年06月25日 (水) 07時00分 発行 第11741号

【現地レポ】ゲンキー瑞浪稲津店が改装休業中！建て替えではなく、どう変わる？

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2012年5月24日に岐阜県瑞浪市にオープンした「ゲンキー瑞浪稲津店」が、現在改装のため休業中となっており、店舗では工事が本格的に始まっています。

ゲンキーといえば、2015年以降は大型店からレギュラー店へと転換し、地域密着型の店舗展開を進めてきました。
今回の瑞浪稲津店の動きは、その流れに沿ったものなのか？実際に現地を確認してきました。

目次 (読むのに約6分)

1. ゲンキーといえば
2. 残った大型店の扱い
3. 建て替えではない？ ゲンキー瑞浪稲津店が選んだ新たな道
4. 何かが出店してくるのか？
5. もうすぐ工事が終わります
6. AIによるこの記事の解説
7. よくある質問（FAQ）
8. ゲンキー瑞浪稲津店の概要
9. あわせて読みたい記事
10. 参考になったサイト

ゲンキーといえば

2000年代、ゲンキーはメガドラッグストアとして急成長。
医薬品から食品、衣料品、日用品まで一カ所で揃う便利さが人気でした。

しかし2015年を境に、食品の取り扱い強化とともに店舗の形態が変化。
大規模小売店舗法の適用外である1,000平方メートル未満の「レギュラー店」へと方針転換し、福井県・岐阜県・愛知県での出店が加速しました。

残った大型店の扱い

その後、レギュラー店への一本化が進む中、既存の大型店は閉店・解体され、跡地には別企業の店舗が入るケースが見られるようになりました。

こうしたスクラップ＆ビルドが続いた結果、Genky DrugStoresが公表した「2025年6月期 第3四半期決算説明資料」によると、2025年3月末時点での大型店は全体のわずか約9％にまで減少しています。

しかし、それらの中には立地の都合で建て替えや移転が難しいケースもあります。

建て替えではない？ ゲンキー瑞浪稲津店が選んだ新たな道

筆者が訪れたのは、2025年6月。
ゲンキー瑞浪稲津店は5月18日に一旦休業し、現在は足場が組まれ、内装もすべて解体されている状況でした。

外観から見る限り、建物の一部解体ではなく、内部を区切って分割利用するような改装が進んでいる印象を受けました。
パーテーションを使って、2テナント体制に対応させる可能性もあります。

何かが出店してくるのか？

過去には、岐阜県輪之内町のゲンキー輪之内店が、売り場拡張のために増築された例もあります。
しかし今回は足場の規模から見ても、増築・減築ではなく、スペースの再活用のようです。

1つの建物に複数のテナントが入居できる形式とすれば、ゲンキーはレギュラー店規模に再構成され、空きスペースには新たな店舗が登場する可能性も。

瑞浪市内には「V・drug」や「スギ薬局」といった競合ドラッグストアも複数存在します。
今回の改装は、単なる店舗の最適化だけでなく、地域内での競争力をさらに高めるための戦略的な一手と見ることもできるでしょう。

もうすぐ工事が終わります

店舗休業の発表時には「夏の再オープン」とありましたので、間もなく改装も完了するものと思われます。


小型化することで、より地域の生活に密着した商品構成になることが期待されます。

例えば、これまで以上に生鮮食品や惣菜の品揃えが強化されたり、単身者や高齢者世帯向けの少量パック商品が増えたりするかもしれません。
ゲンキーの強みであるPB（プライベートブランド）商品の充実と合わせて、日々の買い物がさらに便利になりそうです。


今後も動きがあれば、現地からお伝えしていきます！