発行 第11853号

【2025年最新】国道418号“酷道”区間の今。廃道と新ルートの現状を現地調査

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エリア:岐阜県 恵那市  
筆者:
【2025年最新】国道418号“酷道”区間の今。廃道と新ルートの現状を現地調査
岐阜県の中でも“酷道”と呼ばれるような、通行に苦労する難所の国道はいくつかありますが、その中でも特に有名なのが国道418号です。

かつては酷道マニアの間で“最凶”とも称されたこの道も、現在では一部が廃道化し、新たな道路計画による付け替えが進行中。
そんな国道418号の現在の様子を改めて確認してみました。



目次 (読むのに約6分)

  1. 【2025年最新】“最凶”酷道418号は今?廃道区間と新しい道の現状を走ってみた
  2. なぜ旧国道418号は整備されなかったのか?
  3. 新丸山ダムと国道418号付け替え計画
  4. 丸山バイパス 八百津〜潮見間の現状
  5. 未開通区間の現状
  6. 恵那側の開通済み区間
  7. まとめ
  8. AIによるこの記事の解説
  9. よくある質問(FAQ)
  10. 国道418号の概要
  11. あわせて読みたい記事

【2025年最新】“最凶”酷道418号は今?廃道区間と新しい道の現状を走ってみた



国道418の酷道区間の付け替え道路計画などの地図
地図(2025年9月確認)


筆者は岐阜県西部に在住しており、恵那市から国道418号を走れば、国道19号を通らずに土岐市や可児市方面へアクセスできるのでは?と考える人は少なくないはずです。

ところが、そんな期待を胸に走り出したある日、まさかの酷道に迷い込み、やむなく100メートル以上バックで戻ったという苦い経験も……。


現在の酷道区間はどうなっている?



旧国道418号の通行止め(2025年9月撮影)
通行止め(2025年9月撮影)


恵那市と瑞浪市の境目、笠置ダム付近の国道418号は現在通行止め。
国道としての機能は笠置ダムまでとなっており、それ以降は事実上の廃道です。



なぜ旧国道418号は整備されなかったのか?



笠置ダムの風景(2025年9月撮影)
笠置ダム(2025年9月撮影)


その理由の一つが丸山ダムの計画変更です。
洪水調整容量が不足していた既存の丸山ダムでは、大雨時に下流で被害が発生することもありました。


丸山ダムの放流のシーン(2020年9月撮影)
丸山ダム(2020年9月撮影)


1983年の台風10号では木曽川流域で大洪水が発生。
この経験をもとに、丸山ダムは堤高を高める新ダムとして建設が進められています。

旧418号線はその新ダムによる水没対象となるため、整備が見送られました。



新丸山ダムと国道418号付け替え計画



新丸山ダム付替道路案内図(2025年9月撮影)
付替道路案内図(2025年9月撮影)


新たな国道418号は、より山中を通るルートでの整備が進められています。
今回は八百津町から現地を走って確認してみました。



丸山バイパス 八百津〜潮見間の現状



国道418号の新旅足橋(2025年9月撮影)
国道418号(2025年9月撮影)


2010年に開通した丸山バイパスの区間では、既存の県道を活用し、恵那方面への通行が可能です。


新旅足橋にできたバンジージャンプ台(2025年9月撮影)
バンジージャンプ台(2025年9月撮影)


中でも新旅足橋はバンジージャンプ「岐阜バンジー」の名所としても有名。
高さ約215mからのジャンプは“日本一高いバンジー”とも呼ばれ、観光地化が進んでいます。



未開通区間の現状



国道418号の八百津町潮見(やおつちょう しおみ)の通行止め(2025年9月撮影)
八百津町潮見(やおつちょう しおみ)の通行止め(2025年9月撮影)


八百津町潮見まで走ると、道は通行止めに。


国道418号から五月橋側(2025年9月撮影)
五月橋側(2025年9月撮影)


右折すれば旧418号に続く道もありますが、こちらも封鎖中。


国道418の未開通区間の迂回道路(2025年9月撮影)
未開通区間の迂回道路(2025年9月撮影)


現在は県道を通って大きく迂回する必要がありますが、生活道路として地元の方には大切な道でもあります。



恵那側の開通済み区間



国道418号のすでに開通している区間(2025年9月撮影)
開通している区間(2025年9月撮影)


恵那市飯地町からは、2024年に開通した付け替え区間が整備済み。


国道418号の最後の未開通区間(2025年9月撮影)
付け替え道路の計画最後の未開通区間(2025年9月撮影)


地図でいうと緑の矢印部分がまだ未開通。
この区間の完成は2029年度の予定です。



まとめ



かつて“酷道”と恐れられた国道418号は、現在一部が廃道となり、付け替え道路の整備が進行中です。

2029年度までには新たな418号線が恵那市〜美濃加茂市間をつなぎ、交通の利便性が大きく向上する見込み。

ただし、現段階でも黄色で示された区間には狭路やすれ違い困難な部分も残っており、完全な快走ルートになるにはもう少し時間がかかりそうです。

観光資源としても注目されるエリアへと変わりつつある国道418号。
新しい道路に変わると従来32km75分のルートが、13km35分に短縮。

新たな道路の完成が今から楽しみですね。


AIによるこの記事の解説


情報の網羅性スコア:92/100
  • ポイント1: 現在の国道418号は、一部が通行止め・廃道化されており、丸山ダム建設に伴う道路の付け替えが進行中です。
  • ポイント2: 恵那市側では2024年に新道が開通済みで、八百津町や潮見では未開通区間が残り、全通は2029年度の予定です。
  • ポイント3: 記事は現地取材に基づいており、各地点の最新写真と道路状況を紹介しているため、視覚的・実地的な情報価値が高いです。

よくある質問(FAQ)


Q. 国道418号の廃道区間はどこですか?
A. 笠置ダム以降の区間が通行止めとなり、実質的に廃道化されています。
Q. 新しい418号はいつ完成しますか?
A. 最後の未開通区間は2029年度の完成予定です。
Q. 国道418号のバンジージャンプはどこでできますか?
A. 新旅足橋で実施されており、高さ215mで日本一です。
Q. 丸山ダムの建設でなぜ道路が変わったのですか?
A. 新ダム建設に伴い旧道が水没対象となり、新ルートが整備中です。
Q. 国道418号を通って恵那市から可児市方面に行けますか?
A. 現在は一部迂回が必要で、完全開通には至っていません。

国道418号の概要



道路名: 国道418号
住所: 岐阜県恵那市飯地町 付近

新丸山ダム付替道路
全長:12.7km

地図リンク:
国道418号の詳細地図を見る
Google Mapsで見る
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このレポートは、筆者が現地で調査した結果を基に作成されています。
一次取材/撮影:かぴばら

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