2024年11月3日掲載
2024年10月20日 (日) 17時00分 発行 第11387号
栗の市マルシェ開催!栗原京伝説のある田舎に大企業も集結する話題の祭りへ行ってきた
版次最終編集:2024年10月20日 17:51
筆者:かぴばら
2023年から開催されている岐阜県垂井町の「栗の市マルシェ」が、2024年もさらに規模を拡大して開催されました。
年々増える人の数には驚かされます。
そんな栗の市マルシェが行われる岐阜県垂井町の栗原地区には、実は興味深い伝説があるのをご存じでしょうか?その伝説とは何か?栗の市マルシェを探検しつつ、その謎に迫ってみました。
(栗原地区の地図)
物語の始まりは、岐阜県垂井町栗原地区にある「栗原九十九坊跡」という史跡にあります。
この場所にはかつて、99以上もの寺院が存在していたと言われており、特に天平宝字年間(757年~764年)から鎌倉時代初期にかけて栄えました。
栗原山の山腹から山麓にかけて広がるこの寺院群は、平城京時代に発展し、多くの僧侶が修行を行っていた場所として知られています。
(栗原九十九坊跡)
現在でも遺跡の一部が発掘されており、寺院や住居跡が確認されています。
地域の宗教的・文化的な重要性が感じられる場所です。
(平城京)
平城京時代、桓武天皇は仏教勢力の影響を避けるために遷都を計画していました。
地元の伝説によれば、栗原も遷都候補地の一つとして挙がっていたと言われています。
栗原には「99以上の寺院が存在していましたが、現在の京都には100を超える寺院があったため、結果として平安京が都に選ばれた!」と伝わります。
この伝説は史実としての裏付けはありませんが、栗原と京都には宗教的に強い関連があったことは事実です。
こうした伝承を利用して、地域のまちおこしに活用しているのが面白いところです。
実際、「シン栗原京」という実行委員会も設立され、地域活性化の一環として動いています。
また、栗原では古くから、身寄りのない人を地域の皆で弔う風習があり、今もその伝統は引き継がれています。
(栗の市マルシェ)
2023年から始まった栗の市マルシェ、今年も覗いてきました。
昨年は地域の神社で開催されましたが、予想以上の人出だったため、今年は地域の小学校で開催されることになりました。
(遊び場)
小学校の体育館では、子どもたちが楽しめる遊び場や縁日のような屋台が並び、にぎわいを見せていました。
(無印良品)
さらに2024年には無印良品も出店し、商品の販売だけでなく、絵本の読み聞かせやものづくり体験コーナーも設けられていました。
(キッチンカー)
地元の飲食店に加えて、全国各地から集まったキッチンカーが運動場をぐるりと囲み、食べ物を中心とした賑やかな売店街が出来上がっていました。
(たこ焼き)
例えば、地元の居酒屋で販売されていたたこ焼きや、
(ロングポテト)
ロングポテトなども人気商品でした。
現在、この地域では「勝ち栗」という名で地元産の栗をブランド化するための準備が進められています。
また、このイベントの目玉として行われたのが、地元の栗を使った栗のつかみ取りです。
(大行列)
栗のつかみ取りを目指して、たくさんの人が大行列を作り、
(つかみ取り)
子どもたちは両手で、大人は片手で挑戦し、たくさんの栗を持ち帰っていました。
(ゆで栗の試食)
さらに、ゆで栗の試食も行われ、味わうことができました。
この「栗の市マルシェ」は2023年に始まり、今年で2回目ですが、すでに大盛況のイベントとなっています。
現時点ではシンボル的な要素が少ないですが、地元産の「勝ち栗」がブランド化されれば、さらに魅力が増し、地域の象徴となる祭りへと発展する可能性を秘めています。
将来的には、もっと多くの人々が訪れる大規模イベントになることが期待されています。
2025年の開催が待ち遠しいですね。
地図:→栗の市マルシェの地図 (GoogleMAPS)
経度緯度:
世界測地系 北緯:35.20.19.0 東経:136.32.15.3
日本測地系(カーナビ) 北緯:35.20.07.5 東経:136.32.25.8
年々増える人の数には驚かされます。
そんな栗の市マルシェが行われる岐阜県垂井町の栗原地区には、実は興味深い伝説があるのをご存じでしょうか?その伝説とは何か?栗の市マルシェを探検しつつ、その謎に迫ってみました。
目次
栗原九十九坊跡
(栗原地区の地図)
物語の始まりは、岐阜県垂井町栗原地区にある「栗原九十九坊跡」という史跡にあります。
この場所にはかつて、99以上もの寺院が存在していたと言われており、特に天平宝字年間(757年~764年)から鎌倉時代初期にかけて栄えました。
栗原山の山腹から山麓にかけて広がるこの寺院群は、平城京時代に発展し、多くの僧侶が修行を行っていた場所として知られています。
(栗原九十九坊跡)
現在でも遺跡の一部が発掘されており、寺院や住居跡が確認されています。
地域の宗教的・文化的な重要性が感じられる場所です。
もしかしたら京都になっていたかも?
(平城京)
平城京時代、桓武天皇は仏教勢力の影響を避けるために遷都を計画していました。
地元の伝説によれば、栗原も遷都候補地の一つとして挙がっていたと言われています。
栗原には「99以上の寺院が存在していましたが、現在の京都には100を超える寺院があったため、結果として平安京が都に選ばれた!」と伝わります。
この伝説は史実としての裏付けはありませんが、栗原と京都には宗教的に強い関連があったことは事実です。
こうした伝承を利用して、地域のまちおこしに活用しているのが面白いところです。
実際、「シン栗原京」という実行委員会も設立され、地域活性化の一環として動いています。
また、栗原では古くから、身寄りのない人を地域の皆で弔う風習があり、今もその伝統は引き継がれています。
栗の市マルシェ
(栗の市マルシェ)
2023年から始まった栗の市マルシェ、今年も覗いてきました。
昨年は地域の神社で開催されましたが、予想以上の人出だったため、今年は地域の小学校で開催されることになりました。
(遊び場)
小学校の体育館では、子どもたちが楽しめる遊び場や縁日のような屋台が並び、にぎわいを見せていました。
(無印良品)
さらに2024年には無印良品も出店し、商品の販売だけでなく、絵本の読み聞かせやものづくり体験コーナーも設けられていました。
とにかく豊富な売店
(キッチンカー)
地元の飲食店に加えて、全国各地から集まったキッチンカーが運動場をぐるりと囲み、食べ物を中心とした賑やかな売店街が出来上がっていました。
(たこ焼き)
例えば、地元の居酒屋で販売されていたたこ焼きや、
(ロングポテト)
ロングポテトなども人気商品でした。
名物「勝ち栗」
現在、この地域では「勝ち栗」という名で地元産の栗をブランド化するための準備が進められています。
また、このイベントの目玉として行われたのが、地元の栗を使った栗のつかみ取りです。
(大行列)
栗のつかみ取りを目指して、たくさんの人が大行列を作り、
(つかみ取り)
子どもたちは両手で、大人は片手で挑戦し、たくさんの栗を持ち帰っていました。
(ゆで栗の試食)
さらに、ゆで栗の試食も行われ、味わうことができました。
まちおこしの祭り
この「栗の市マルシェ」は2023年に始まり、今年で2回目ですが、すでに大盛況のイベントとなっています。
現時点ではシンボル的な要素が少ないですが、地元産の「勝ち栗」がブランド化されれば、さらに魅力が増し、地域の象徴となる祭りへと発展する可能性を秘めています。
将来的には、もっと多くの人々が訪れる大規模イベントになることが期待されています。
2025年の開催が待ち遠しいですね。
栗の市マルシェ
住所: 岐阜県不破郡垂井町栗原地図:→栗の市マルシェの地図 (GoogleMAPS)
経度緯度:
世界測地系 北緯:35.20.19.0 東経:136.32.15.3
日本測地系(カーナビ) 北緯:35.20.07.5 東経:136.32.25.8
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- 栗の市マルシェのイベント案内
https://www.threads.net/@shink... - 全国遺跡報告総覧
https://sitereports.nabunken.g...
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