発行 第11822号

【平和堂ノースウエスト店】8月31日閉店。ヤナゲンから続く33年の歴史に幕、大垣最後の店舗の今を現地レポ。

288
初版 フィードバッグお待ちしています
エリア:岐阜県 大垣市  
筆者:
【平和堂ノースウエスト店】8月31日閉店。ヤナゲンから続く33年の歴史に幕、大垣最後の店舗の今を現地レポ。
2025年8月31日をもって、岐阜県大垣市内で営業を続けてきた「平和堂ノースウエスト店」が閉店することになりました。
平和堂としては20年、さらにヤナゲン時代から数えると33年にわたる歴史に幕が下ろされます。

これにより、大垣市内に存在したすべてのヤナゲン系店舗が営業を終了。
地元に深く根付いていた百貨店ブランドの歴史が、ひとつの節目を迎えることになります。
今回は、その長い歴史に敬意を込めて、大垣市内に点在していたヤナゲンの店舗を改めて振り返ってみました。

ヤナゲンという名前にピンとこない若い世代も多いかもしれません。
しかしこの名前は、かつての大垣市の商業の中心であり、多くの市民の思い出が詰まった場所の歴史そのものなのです。



目次 (読むのに約8分)

  1. 今の世代が知らないヤナゲン
  2. 大垣市内に点在したヤナゲンの店舗たち
  3. 閉店を惜しむ声が店内に
  4. 別棟のテナントは営業継続
  5. 閉店セレモニーの案内
  6. まとめ:ヤナゲンの遺産を胸に
  7. AIによるこの記事の解説
  8. よくある質問(FAQ)
  9. 平和堂ノースウエスト店の概要
  10. あわせて読みたい記事
  11. 参考になったサイト

今の世代が知らないヤナゲン



ヤナゲン本店A館現在は閉店(2019年8月撮影)
閉店しているヤナゲン本店(2019年8月撮影)


1910年、「柳源呉服店」として大垣市本町で創業したヤナゲン。
創業地は現在の本店とは異なり、駅前通りから1本東の通り沿いにありました。
名古屋方面からの東海道と中山道を結ぶ美濃路に位置し、交通の要衝として栄えた場所です。

この間に、ヤナゲンは現在の位置に本店を移動させ、旧A館がオープン。
まさに大垣市を代表する百貨店の誕生です。

そのヤナゲンが食品スーパーへ事業を広げ始めたのは1970年代。
本店にB館を建設し、さらに「ヤナゲンストアー」という子会社を設立。
地元密着型のスーパーマーケット展開を始めました。
全国で「主婦の店運動」が活発だった1960年代の流れを読み、早くから動き出した姿勢が伺えます。



大垣市内に点在したヤナゲンの店舗たち



ヤナゲン本店(A・B・C館)



ヤナゲン本店の現在の様子(2025年8月撮影)
本店の現在(2025年8月撮影)


・開店:1961年12月3日・閉店:2019年8月31日

現在も建物の多くは残っており、A館は手つかずのまま、大垣市の再開発計画に沿って動き出した段階です。
B館はすでにマンションに変わり、C館は別企業に利用されています。

ヤナゲン寺内店



ヤナゲン寺内店の現在の様子(2025年8月撮影)
寺内店の現在(2025年8月撮影)


・開店:1977年12月・閉店:2015年1月20日

筆者が幼少期に祖母とよく訪れた思い出のある店舗です。
ヤナゲンから平和堂に引き継がれましたが、後にVドラッグが入居し、現在は別の企業が利用中。
南側のメイン入口は現在使用されていません。

ヤナゲンストアー インター店



ヤナゲンストアーインター店の跡地(2025年8月撮影)
インター店の跡地(2025年8月撮影)


資料では3階建ての1階に入っていたとのことですが、筆者の記憶では平屋のように感じていました。
ここからスーパーマーケット戦争が激化し始めた印象です。

スーパーバリューハッピー鶴見店



スーパーバリューハッピー鶴見店の跡地の現在のようす(2025年8月撮影)
スーパーバリューハッピー鶴見店の現在(2025年8月撮影)


・開店:1998年・閉店:不明

巨大店舗「アル・プラザ鶴見店」(当時はタマコシ鶴見店〈通称:ツルタマ〉)の真正面にあった挑戦的な出店。
小売業界の競争が一層激しくなっていた時期の象徴的な店舗でもあります。

ノースウエスト店(ヤナゲン→平和堂)



ヤナゲンノースウエスト店から営業するノースウエスト店の現在
ノースウエスト店の現在(2025年8月撮影)


・開店:1992年8月14日・閉店予定:2025年8月31日

今回閉店が決まった店舗。
TUTAYAが隣接する別棟には、かつてホームセンターが入居しており、ヤナゲンが業態を模索していた歴史も垣間見えます。


ヤナゲンストアー青野店



ヤナゲン青野店跡地の現在の様子(2025年8月撮影)
青野店跡地の現在(2025年8月撮影)


公的な記録は見つけられませんでしたが、筆者の記憶をたどると、「セブン-イレブン 大垣中川町4丁目店」の裏にあった建物がそうではなかったかと思い当たります。
規模からヤナゲンストアーだったのかと思われます。



ヤナゲンストアー中川店



ヤナゲンストアー中川店の現在の様子(2025年8月撮影)
中川店の現在の様子(2025年8月撮影)


・開店:1990年代(推定)・現在は住宅地に再開発済み

中山道沿いに位置し、通行時には新しい住宅群の存在から店舗跡がわかります。
実は筆者もオープン当初に訪れた記憶があります。

近くに大企業の大型工場ができたことで周辺には住宅街が増え、地域の需要に応える形での出店でした。
この頃がヤナゲンの店舗展開のピークだったのかもしれません。



閉店を惜しむ声が店内に



平和堂ノースウエスト店の外観(2025年8月撮影)
ノースウエスト店の外観(2025年8月撮影)


今回閉店を決めたノースウエスト店。

すでに閉店の告知が行われてから1ヶ月が経過し、店内には名残を惜しむ多くのお客様が訪れています。

中には昔から通っていたという方も多く、閉店前の店内をじっくり見て回ったり、思い出の商品を購入されたりする姿が見られました。

普段よりもにぎわいを見せる売り場からは、地域に根付いた店舗であったことを改めて実感させられます。



別棟のテナントは営業継続



平和堂ノースウエスト店の別棟の営業案内(2025年8月撮影)
別棟の営業案内(2025年8月撮影)


敷地内にある自転車店は、平和堂閉店後も営業継続を発表。
子どもの通学用自転車など、長く使う商品のアフターサービス継続が明確になったのは安心材料です。



閉店セレモニーの案内



8月31日午後6時45分閉店セレモニーの案内(2025年8月撮影)
閉店セレモニーの案内(2025年8月撮影)


2025年8月31日(日)午後6時45分より、ノースウエスト店東側出入り口付近にて閉店セレモニーが行われます。

33年の営業を見届けたい方、ぜひ足を運んでみてください。



まとめ:ヤナゲンの遺産を胸に



1910年に始まったヤナゲンの歴史は、大垣市とともに歩んできました。
最大で大垣市内には7店舗を展開した地元百貨店から続いた店舗の最後の1店が姿を消すことになります。

2025年8月31日──ヤナゲンの名残を残す大垣最後の場所が静かに幕を閉じます。

長年の運営ありがとうございました。

そして、大垣の未来にはまた新しい店舗の登場もあるかもしれません。
そのときはまた、レポートでお届けします。

AIによるこの記事の解説


情報の網羅性スコア:94/100
  • ポイント1: ノースウエスト店閉店により、ヤナゲン系の全店舗が大垣市内から姿を消し、33年の歴史に幕を下ろす。
  • ポイント2: 現地取材を通じて、かつて存在した各店舗の変遷や現在の様子を豊富な写真とともに丁寧に紹介。
  • ポイント3: 閉店を惜しむ市民の声や、別棟テナントの継続営業、閉店セレモニー情報まで詳細にカバー。

よくある質問(FAQ)


Q. 平和堂ノースウエスト店の閉店日はいつですか?
A. 2025年8月31日(日)に閉店します。
Q. ノースウエスト店の閉店セレモニーはありますか?
A. はい、8月31日18時45分から店東側入口で開催されます。
Q. 閉店後も営業を続ける店舗はありますか?
A. 敷地内の自転車店は閉店後も営業を継続します。
Q. ヤナゲンはいつ創業されたのですか?
A. 1910年に柳源呉服店として創業しました。
Q. ヤナゲン本店はどこにありましたか?
A. 大垣駅近く、1961年に現在地に移転して開店しました。

平和堂ノースウエスト店の概要


店名: 平和堂ノースウエスト店
住所: 岐阜県大垣市熊野町312番地

営業時間: 9:30〜21:00
定休日: 不定休
※2025年8月31日をもって閉店予定

地図リンク:
平和堂ノースウエスト店の詳細地図を見る
Google Mapsで見る
ヤフー地図で見る

参考になったサイト

新しい記事をお届けします

この記事についてフィードバッグ

「【平和堂ノースウエスト店】8月31日閉店。ヤナゲンから続く33年の歴史に幕、大垣最後の店舗の今を現地レポ。」の記事につきまして、ご意見・フィードバックなどありましたら、お気軽にお問い合わせください。
また、全体のお問い合わせや、岐阜県にてお店のオープン情報などもお気軽に教えてください。(自薦他薦問わず)

この記事が役に立ったら、シェアやいいねをお願いします!

シェアをお願いします柴犬 皆さんから記事の「共有」や拡散がさらにやる気があがります。
X Facebook

明日の日記は何かな!

ワンタッチ 人気ブログランキングへ

今読まれている記事

11821号1枚目の写真
1位 初登場
08月29日 07:00
11820号1枚目の写真
2位 定番記事
08月28日 17:00
11819号1枚目の写真
3位 落ち着き
08月28日 07:00
11785号1枚目の写真
4位 注目集まる
07月31日 07:00
11816号1枚目の写真
5位 落ち着き
08月25日 07:00
11817号1枚目の写真
6位 落ち着き
08月26日 07:00
11788号1枚目の写真
7位 注目集まる
08月02日 07:00
11818号1枚目の写真
8位 落ち着き
08月27日 07:00
11759号1枚目の写真
9位 定番記事
07月10日 07:00
11810号1枚目の写真
10位 落ち着き
08月20日 07:00

このページは何?

コラム更新日記とは、地元住みのライターがお届けする、地元のワクワク共有サイトです。
岐阜を中心とした中部のスーパーマーケットや商業施設の最新情報や店舗レポートなど、地域の商業動向を詳しく紹介しています。
毎日記事を更新していますので、ぜひブックマークしてお楽しみください!
このレポートは、筆者が現地で調査した結果を基に作成されています。
一次取材/撮影:かぴばら

重要なことは下記リンクをご覧ください:


新しい記事を受け取る
毎日の朝7時には新鮮な記事をお届けしています。どうぞお見逃しなく。
たまにはお楽しみに、1日に2回の更新もあるかもしれません。

サブスクリプション画像

新しい記事

掲載希望募ってます!
その他コンテンツ
レンタルサービス