発行 第11689号

バロー川合店、10年の歴史に閉店。跡地は全国へスイーツを届ける「川合デザートセンター」へ!

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版次
筆者:
バロー川合店、10年の歴史に閉店。跡地は全国へスイーツを届ける「川合デザートセンター」へ!
2015年4月2日、岐阜県美濃加茂市に誕生した「バロー川合店」。
あれから10年と1ヶ月が経ち、ついに閉店が告知されました。

なぜ閉店するのか?そして、バロー川合店はこの先どう変わるのか?その背景と今後を詳しく解説します。



目次 (読むのに約7分)

  1. バローとは何なのか?
  2. バロー川合店とは何だったのか?
  3. 開発に10年かかったとも言える!
  4. バロー川合店、いよいよ閉店
  5. 青果コーナーの進化とスイーツ戦略
  6. バローが本気でスイーツに挑む
  7. まとめ
  8. AIによるこの記事の解説(追加情報を踏まえた再評価)
  9. バロー川合店 川合デザートセンター(仮称)の概要
  10. あわせて読みたい記事
  11. 参考になったサイト

バローとは何なのか?



バロー川合店の看板
バロー川合店の看板


スーパーマーケット「バロー」の創業者は伊藤紀生(いとう のりお)氏です。
戦後、「主婦の店 恵那店」を開業し、地域に食を届けるという使命感から事業を広げていきました。

筆者も一度だけ株主総会で、一般株主として参加した伊藤氏のお姿を拝見したことがあり、他の株主と伊藤氏の優しく喋る雰囲気、そのときの印象は今も記憶に残っています。



バロー川合店とは何だったのか?



オープン時のバロー川合店の様子(2015年)
オープン時のバロー川合店の様子(2015年)


1994年に上場を果たしたバローは、2000年代からドミナント戦略を展開。
その終盤を象徴する出店の一つが、このバロー川合店でした。


バロー川合店の様子(2025年の様子)
バロー川合店の様子(2025年の様子)


2014年の「スマート&デリシャス一宮店」の登場により、バローは“身近なスーパー”を模索。


スマート&デリシャス一宮浜町店
スマート&デリシャス一宮浜町店


しかし、このミニスーパー路線は、2010年頃から食品の取り扱いを強化し始めたドラッグストアとの競合激化により、残念ながら「スマート&デリシャス一宮店」は2015年10月に閉店となりました。



開発に10年かかったとも言える!



なぜバローのミニスーパーがうまく行かなかったのか?

それは、2010年ごろから、日本各地で増え始めていたドラッグストアです。
店舗を増やすためにドラッグストアが食品を扱うようになりました。


バロー川合店の閉店の案内
バロー川合店の閉店の案内


近年のバローは「ディスティネーションストア」として、生鮮食品に特化した大型店舗へと進化。

* 鮮魚:旬の魚と漁師めし
* 精肉:ローストビーフ・加工肉
* ベーカリー:品揃え強化

ただし、青果売り場だけは筆者の印象としては「目玉商品」が弱い印象がありました。
こうした各部門の長年にわたる進化と取り組みの集大成の一つがが、2024年11月にリニューアルされた「バロー多治見店」です。





バロー川合店、いよいよ閉店



バロー川合店の閉店
バロー川合店の閉店


2025年5月18日、ついにバロー川合店が閉店します。

この店舗は、かつてソニー美濃加茂サイトの駐車場跡地にドミナント戦略として出店されたもの。

近年は品揃えも少なく、閉店準備が淡々と進められていました。


値引き品
値引き品


筆者もお買い得な商品をいくつか購入。
筆者がX実施したアンケートでは、「行ったことがない」と答えた人が約7割(69.2%)という結果も出ています(回答数:39票)。

ドミナント出店で地域密着を目指していたバローですが、来店経験は局所的だったことが浮き彫りになりました。



青果コーナーの進化とスイーツ戦略



ミルクプリン
ミルクプリン


野菜や果物だけでは限界がある──そんな青果コーナーの新たな挑戦が「スイーツ提案」です。

バロー多治見店では、瓶詰めプリンなどのスイーツが大人気となり、新たな魅力として注目を集めています。



バローが本気でスイーツに挑む



スコップケーキ
スコップケーキ



フルーツタルト
フルーツタルト


このたびバロー川合店は「バロー川合デザートセンター」として再スタート。
スイーツを製造し、全国のバローで販売する計画が進行中です。

実際の求人情報によれば、勤務時間は「9:00〜13:00のみ」となっており、フルタイムや販売業務は設定されていません。
このことから、川合デザートセンターは来店型の直売施設ではなく、あくまでスイーツ製造に特化した施設であると見られます。

今後は、スコップケーキやフルーツタルトなどの本格デザートが、全国のバローで広く展開される見込みです。



まとめ



筆者がXで実施したアンケートでは、「直売所があれば嬉しい」(70%)、「カフェスペースが欲しい」(10%)といった声も。

しかし、現在の求人条件や設備状況から見る限り、川合デザートセンターに直売所や来店型施設が併設される可能性は低そうです。

「主婦の店」からスタートしたバローは、今や生鮮強化とスイーツで勝負する“来店したくなる店”へと進化。

今回のバロー川合店の閉店は、ドミナント戦略からディスティネーションストアへの転換点といえるでしょう。

この秋には横浜市への出店も予定されており、関西・関東のWエリア展開が本格化。

* 青果:旬+スイーツ
* 鮮魚:旬+漁師めし
* 精肉:旨み+加工肉
* 惣菜:できたて+豊富な種類

バローの新しい姿が、ますます全国に広がっていきます。

10年間お疲れ様でした。
そして、これからの「甘い挑戦」に期待しましょう!


AIによるこの記事の解説(追加情報を踏まえた再評価)


  • ポイント1: バロー川合店の閉店は、同社の「デスティネーション・ストア」戦略への転換を象徴しており、単なる店舗閉鎖ではなく、企業戦略の大きな転換点である。
  • ポイント2: 川合デザートセンター(仮称)は、スイーツ製造に特化した施設として2025年秋に稼働予定であり、求人情報からも直売所併設の可能性は低いと推察される。
  • ポイント3: 記事は現地取材に基づき、写真や筆者の体験、SNSアンケート結果などを通じて、地域住民の反応や店舗の変遷を詳細に伝えている。

情報の網羅性スコア:95/100

バロー川合店 川合デザートセンター(仮称)の概要


店名: バロー川合店 川合デザートセンター(仮称)
住所: 岐阜県美濃加茂市川合町2丁目9−5

営業時間: 月〜土
10:00〜20:00(日9:30〜20:00)
閉店日: 2025年5月18日(この日をもってスーパーマーケットとしては閉店し、川合デザートセンターへ改装予定)

地図リンク:
バロー川合店 川合デザートセンター(仮称)の詳細地図を見る
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このレポートは、筆者が現地で調査した結果を基に作成されています。
一次取材/撮影:かぴばら

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