発行 第11700号

食鮮館タイヨー富士永田町店、静岡県富士市に待望のオープン!バローグループの新戦略とは?

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版次
筆者:
食鮮館タイヨー富士永田町店、静岡県富士市に待望のオープン!バローグループの新戦略とは?
今や岐阜県や愛知県だけでなく関西にも店舗を増やすスーパーマーケット「バロー」。
そのバローが静岡県に初めて進出したのは2008年9月25日、「バロー引佐店」のオープンがその第一歩でした。
当時はバローが上場を果たし、ドミナント出店を強化し始めた頃でもありました。

そして今回、バローグループは静岡県内で展開するもう一つのブランド「食鮮館タイヨー」の新店舗『食鮮館タイヨー富士永田町店』を久しぶりにオープンさせます。

バロー本体とタイヨー、2つのブランドを静岡で使い分ける戦略に秘策はあるのか?
注目の新店舗の様子と共に探っていきましょう。



目次 (読むのに約7分)

  1. 世間はデフレ時代真っ盛り
  2. 食鮮館タイヨーはバローのグループ企業
  3. 久しぶりのオープン
  4. バローは食鮮館タイヨーとは違う
  5. 静岡県の人に見える食鮮館タイヨー
  6. 7月には完成します!
  7. まとめ
  8. AIによるこの記事の解説
  9. 食鮮館タイヨー富士永田町店の概要
  10. あわせて読みたい記事
  11. 参考になったサイト

世間はデフレ時代真っ盛り



デフレ時代の象徴バローの18円コロッケ
デフレ時代の象徴バローの18円コロッケ


2008年当時のバローでは、98円の北欧倶楽部の焼き立てパンが人気を集めていました。
さらに、2009年11月2日からは18円コロッケの販売を開始し、他社が真似できない圧倒的な低価格戦略を進めていきます。



食鮮館タイヨーはバローのグループ企業



そんなデフレ時代に、静岡市を拠点とする「サンストア」が「食鮮館タイヨー」ブランドを展開。
地元密着型で低価格が評判となり、全店舗が「食鮮館タイヨー」へ改装されました。

そして2007年、島田市のサンストアがバローグループに加わり、2010年にはビックポンドストアーもグループ入りを果たします。


食鮮館タイヨー中溝店(2010年バローグループ入り直後の改装オープン)
食鮮館タイヨー中溝店(2010年バローグループ入り直後の改装オープン)


この2社の一部店舗はバローに転換されたものの、ほとんどの店舗は「食鮮館タイヨー」として運営され、社名も「食鮮館タイヨー」となりました。

静岡県内でのバローの展開は、低価格戦略のノウハウ向上と、地域に根ざしたスーパー展開の一環といえます。



久しぶりのオープン



バロー小土店(2012年オープン時の写真)
バロー小土店(2012年オープン時の写真)


2018年11月9日には、バロー小土店を「食鮮館タイヨー小土店」として改装オープン。
地域密着型スーパーとして再出発を果たしました。

その前の新規オープンは2016年の「食鮮館タイヨー福田店」であり、今回の新規出店は実に6年ぶり。
しかも新築店舗としては9年ぶりの登場となります。

食鮮館タイヨー富士永田町店の工事中の様子(2025年夏オープン予定)
食鮮館タイヨー富士永田町店の工事中の様子(2025年夏オープン予定)


バローグループがバロー松原別所やバローリノアス八尾店のように、2024年関西地域に注力している一方で、静岡県でも久しぶりの新規出店。
旧フォーマット店舗の改装と並行して、東海地域にも再び力を入れる動きが見られます。



バローは食鮮館タイヨーとは違う



食鮮館タイヨー富士永田町店の様子
食鮮館タイヨー富士永田町店の様子


筆者の印象として、新たにオープンする食鮮館タイヨーは、バローに近いスタイルを目指しているように感じられます。

ただし、近年のバローは、生鮮食品の強化にシフトしており、特に、ネットの口コミでも支持の厚い『地元産の新鮮な魚介類』や『手作りの温かみがある惣菜』といった静岡ならではの食の期待に、新しいタイヨーがどう応えてくれるのか注目が集まります

2018年にバロー小土店を食鮮館タイヨー小土店としてリニューアルした経験からも、バローのフォーマットをそのまま流用するだけでは成功しないと判断されたようです。



静岡県の人に見える食鮮館タイヨー



ネットの口コミでは、地元民やコスパ重視の主婦、食にこだわる若年層からの支持が厚いとのこと。
静岡という立地を活かし、新鮮な鮮魚や高品質な惣菜が人気です。

X(旧Twitter)には、色鮮やかな寿司やパンの写真が多く投稿されており、「チョコバナナこっぺ リピート!」や「298円でこのクオリティ!?」といったコメントも見られます。



7月には完成します!



タイヨーの店舗の様子
タイヨーの店舗の様子


労災保険の適用期間が7月中旬までとなっており、大規模小売店舗立地法に記載された新設日は2025年7月8日です。


タイヨーからのオープンの案内
タイヨーからのオープンの案内


このことから、7月中にはオープンする可能性が高いと見られます。



まとめ



静岡県には、親会社のバローと、静岡発の「食鮮館タイヨー」という2つのブランドが展開されています。

ネット上では、「タイヨー=地元スーパー」「バロー=全国チェーン」として認識されており、どちらもルビットカードが使える点も評価されています。

写真投稿では、タイヨーは寿司やパンの写真が多く、商品の魅力を視覚的にアピール。
一方、バローはチラシやポイント情報のシェアが多い傾向です。

そんな地元に愛される「タイヨー」が6年ぶりに新規出店。

オープン時には限定の特売品やイベントなども期待されるかもしれませんね
オープンが楽しみですね。


AIによるこの記事の解説


  • ポイント1: バローグループが静岡県で展開する「食鮮館タイヨー」が、6年ぶり・新築としては9年ぶりに「富士永田町店」をオープン予定であることが報じられている。
  • ポイント2: 食鮮館タイヨーは地元密着型スーパーとして低価格・高品質な鮮魚や惣菜が特徴であり、バローとのブランド使い分け戦略が静岡で展開されている。
  • ポイント3: 現地の写真やXでの口コミ、施工状況などを通じ、現地取材に基づいた詳細な情報提供が行われており、信頼性の高い内容となっている。

情報の網羅性スコア:94/100

食鮮館タイヨー富士永田町店の概要


店名: 食鮮館タイヨー富士永田町店
住所: 静岡県富士市永田町二丁目99ほか

営業時間: 未発表
(他店の営業時間:10:00~19:00(土日のみ9:30~開店))
定休日: 不定休

地図リンク:
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一次取材/撮影:かぴばら

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