2024年9月18日掲載
2024年10月18日 (金) 07時00分 発行 第11383号
ラ・ムー彦根店の予定地を確認!大黒天物産の驚異的な拡大戦略とは?
版次最終編集:2024年10月18日 07:06
筆者:かぴばら
今年の9月執筆時でも、滋賀県に3店舗も出店に向けて準備中の大黒天物産が、さらに滋賀県彦根市にもラ・ムー彦根店の出店に向けて手続きを開始しました。
あまりにも集中して出店しているように見えますが、その理由は何なのでしょうか?
今回は、大黒天物産が出店予定の彦根市の予定地も確認してみました。
(ラ・ムー彦根店の予定地の地図)
この場所は、2022年7月に破産手続きを開始した滋賀県の棚橋食品があったところです。
棚橋食品は、地元のスーパーマーケットでよく見かけた豆腐製造業者として有名でした。
(豆腐工場のイメージ)
2000年代にかけて、豆腐の製造技術が進化し、製造設備が小型化、効率化され、自動化によってより安く大量に豆腐が生産できるようになったことで、創業100年を超える企業にも大きな影響を与えました。
その変化の結果、棚橋食品も時代の流れに乗り切れなかったようです。
その跡地に、自社生産を拡大している大黒天物産がスーパーマーケットを出店するのも、ある意味では運命的な流れかもしれません。
(ラ・ムー彦根店の予定地)
予定地はまだ大きな変化は見られず、工場跡地がきれいに整地されているだけの状態です。
隣には学校もあり、子どもたちの声が聞こえてきそうなほど近い距離に位置しています。
(ラ・ムー彦根店の予定地)
届け出によると、この土地には店舗面積1,906平方メートルの規模で建設が進む予定です。
ラ・ムーにしては少し広めの印象ですが、もしかするとテナントなどが入る可能性もあるのかもしれません。
今後の動向が気になるところです。
(ラ・ムー彦根店の予定地)
さて、大黒天物産がなぜこれほどまでに店舗を拡大しているのか、不思議に思う方も多いのではないでしょうか?
(中国物流RMセンター)
2010年代までは、岡山県にある中国物流RMセンターで一括生産を行っていた大黒天物産ですが、その後、京都府に関西RMセンターを開設しました。
このセンターは中国物流RMセンターほど大きくはありませんが、ここから関西地域への配送が増えています。
特に新しい店舗では、以前は店内で調理していた惣菜を、この関西RMセンターから配送するケースが増加中です。
工場の稼働率を高めるためには、より多くの店舗を展開する必要があります。
工場の稼働率が上がるほど、経営も安定し、店舗を増やし続けるという状態にあるわけです。
気になるオープン時期についてですが、届け出によると2025年春を予定しています。
しかし、過去には愛知県東海市や三重県多気町でも出店手続きを開始したものの、店舗の建設が進まないケースがありました。
滋賀県でも同様に、湖南市の予定地で動きが見られていない状況です。
とはいえ、大黒天物産は滋賀県の経済が活発なエリアに着実に店舗を増やしていることから、今後もこの動きが続いていくものと思われます。
住所: 滋賀県彦根市平田町字五反田1125番ほか
地図:→(仮称)ラ・ムー彦根店の地図 (GoogleMAPS)
経度緯度:
世界測地系 北緯:35.15.42.6 東経:136.14.10.1
日本測地系(カーナビ) 北緯:35.15.31.0 東経:136.14.20.5
あまりにも集中して出店しているように見えますが、その理由は何なのでしょうか?
今回は、大黒天物産が出店予定の彦根市の予定地も確認してみました。
目次
出店地の確認
(ラ・ムー彦根店の予定地の地図)
この場所は、2022年7月に破産手続きを開始した滋賀県の棚橋食品があったところです。
棚橋食品は、地元のスーパーマーケットでよく見かけた豆腐製造業者として有名でした。
(豆腐工場のイメージ)
2000年代にかけて、豆腐の製造技術が進化し、製造設備が小型化、効率化され、自動化によってより安く大量に豆腐が生産できるようになったことで、創業100年を超える企業にも大きな影響を与えました。
その変化の結果、棚橋食品も時代の流れに乗り切れなかったようです。
その跡地に、自社生産を拡大している大黒天物産がスーパーマーケットを出店するのも、ある意味では運命的な流れかもしれません。
ラ・ムー彦根店の様子
(ラ・ムー彦根店の予定地)
予定地はまだ大きな変化は見られず、工場跡地がきれいに整地されているだけの状態です。
隣には学校もあり、子どもたちの声が聞こえてきそうなほど近い距離に位置しています。
(ラ・ムー彦根店の予定地)
届け出によると、この土地には店舗面積1,906平方メートルの規模で建設が進む予定です。
ラ・ムーにしては少し広めの印象ですが、もしかするとテナントなどが入る可能性もあるのかもしれません。
今後の動向が気になるところです。
なぜこんなに出店を続けるのか?
(ラ・ムー彦根店の予定地)
さて、大黒天物産がなぜこれほどまでに店舗を拡大しているのか、不思議に思う方も多いのではないでしょうか?
(中国物流RMセンター)
2010年代までは、岡山県にある中国物流RMセンターで一括生産を行っていた大黒天物産ですが、その後、京都府に関西RMセンターを開設しました。
このセンターは中国物流RMセンターほど大きくはありませんが、ここから関西地域への配送が増えています。
特に新しい店舗では、以前は店内で調理していた惣菜を、この関西RMセンターから配送するケースが増加中です。
工場の稼働率を高めるためには、より多くの店舗を展開する必要があります。
工場の稼働率が上がるほど、経営も安定し、店舗を増やし続けるという状態にあるわけです。
いつ頃オープンするのか?
気になるオープン時期についてですが、届け出によると2025年春を予定しています。
しかし、過去には愛知県東海市や三重県多気町でも出店手続きを開始したものの、店舗の建設が進まないケースがありました。
滋賀県でも同様に、湖南市の予定地で動きが見られていない状況です。
とはいえ、大黒天物産は滋賀県の経済が活発なエリアに着実に店舗を増やしていることから、今後もこの動きが続いていくものと思われます。
(仮称)ラ・ムー彦根店
住所: 滋賀県彦根市平田町字五反田1125番ほか
地図:→(仮称)ラ・ムー彦根店の地図 (GoogleMAPS)
経度緯度:
世界測地系 北緯:35.15.42.6 東経:136.14.10.1
日本測地系(カーナビ) 北緯:35.15.31.0 東経:136.14.20.5
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ラ・ムー彦根の記事一覧
参考になったサイト
- 帝国データバンク全国企業倒産集計2022年7月報
https://www.tdb.co.jp/resource... - 大規模小売店舗の新設の届出の公告
https://www.pref.shiga.lg.jp/f...
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