2024年8月21日掲載
2025年01月05日 (日) 07時00分 発行 第11500号
リニア中央新幹線の未来:岐阜県駅と中部総合車両基地がもたらす中津川市の変貌
初版 フィードバッグお待ちしています最終編集:2025年01月05日 07:12
筆者:かぴばら
JR東海が進めているリニア中央新幹線の開業予定が、2030年からさらに延期される見通しですが、それでも順次いろいろな施設の建設が進められています。
岐阜県駅の設置が予定されている中津川市周辺では、中部総合車両基地の建設も進んでおり、これまで傾斜地だったエリアが大きく変わりつつあります。
今回は、2024年末時点の状況を再確認しました。
岐阜県駅は、美乃坂本駅の北側に設置されることが決定しています。
そのため、周辺の宅地はすべて撤去され、更地となっています。
さらにJR東海は、中部総合車両基地の設置を計画しており、これにより中津川市はリニアの技術者たちが集結する街としての発展が期待されています。
現状を地図に照らし合わせながら見ていきましょう。
まずは中部総合車両基地の工事現場から見ていきます。
国道19号から中部総合車両基地までは、緩やかな下り坂を進んだ後、一気に高台へと通じる山道を登ります。
この道路はすれ違うのも少し厳しい状況ですが、車両基地の本格稼働に向けて新しい道路の整備も計画されているようです。
現在の工事現場では、山がぽっかりとくり抜かれたように見えます。
リニア中央新幹線の車両基地は、従来の鉄道の車両基地とは異なり、タイヤ走行を基本とした独自の構造になると言われています。
そのため、引込線の配置や設備内容もこれまでの鉄道とは大きく異なる設計となるようです。
新しい技術に対応するための基地の完成が待ち遠しいですね。
こちらは車両基地の後方エリアです。
工事が着々と進んでいます。
地図に示された緑色の線路部分が、回送線の予定地です。
本線とは分離した形で建設が計画されており、回送線や引上線と呼ばれる種類の線路が敷設される予定です。
回送線予定地は、中部総合車両基地へ通じる現状の道路と平行しています。
しかし、現在はまだ草木が生い茂るだけの状態で、工事が始まる前の自然が残されています。
将来的にどのような形で整備されるのか、引き続き注目していきたいですね。
この周辺には高校もあるため、朝の通勤ラッシュ時には美乃坂本駅で降りた高校生たちが歩いて通学する姿が見られます。
リニア開業まではまだ数年かかる見通しですが、岐阜県駅周辺は街が最も変化している地域の一つです。
岐阜県駅は高架駅として建設され、線路は複数層に分かれる設計となっています。
具体的には、停車線と通過線の両方が整備され、新幹線の駅に近い構造になる予定です。
また、先ほど紹介した回送線は車両基地へつながる重要な線路として機能する計画です。
高架駅の建設により、この傾斜地帯にはさらに高い建物が増える見込みです。
リニア中央新幹線の岐阜県駅に合わせて、恵那ICと中津川ICの間には以下のような施設も計画されています。
- 恵那サービスエリアにスマートICの設置
- JCT(ジャンクション)の建設による濃尾横断自動車道への接続
濃尾横断自動車道のルートは岐阜県駅を越え、木曽川に架かる美恵橋までつながる計画です。
工事現場では橋脚の建設が進んでおり、将来的に地域の交通アクセスが大きく向上することが期待されています。
リニア中央新幹線の開業は延期されているものの、その関連施設の建設は着実に進んでいます。
特に岐阜県駅や中部総合車両基地は、中津川市の未来に大きな影響を与えるでしょう。
岐阜県駅周辺の大規模な工事や濃尾横断自動車道の建設により、地域全体の利便性が向上し、新たな発展が見込まれます。
これからも工事の進展を追い、変わりゆく中津川市の姿をお伝えしていきます。
地図:→中部総合車両基地予定地の地図 (GoogleMAPS)
経度緯度:
世界測地系 北緯:35.28.57.2 東経:137.28.02.5
日本測地系(カーナビ) 北緯:35.28.45.6 東経:137.28.13.3
マップコード:178 221 463*84
岐阜県駅の設置が予定されている中津川市周辺では、中部総合車両基地の建設も進んでおり、これまで傾斜地だったエリアが大きく変わりつつあります。
今回は、2024年末時点の状況を再確認しました。
目次
周辺の工事計画
岐阜県駅は、美乃坂本駅の北側に設置されることが決定しています。
そのため、周辺の宅地はすべて撤去され、更地となっています。
さらにJR東海は、中部総合車両基地の設置を計画しており、これにより中津川市はリニアの技術者たちが集結する街としての発展が期待されています。
現状を地図に照らし合わせながら見ていきましょう。
高台にぽっかり空いた穴
まずは中部総合車両基地の工事現場から見ていきます。
国道19号から中部総合車両基地までは、緩やかな下り坂を進んだ後、一気に高台へと通じる山道を登ります。
この道路はすれ違うのも少し厳しい状況ですが、車両基地の本格稼働に向けて新しい道路の整備も計画されているようです。
現在の工事現場では、山がぽっかりとくり抜かれたように見えます。
リニア中央新幹線の車両基地は、従来の鉄道の車両基地とは異なり、タイヤ走行を基本とした独自の構造になると言われています。
そのため、引込線の配置や設備内容もこれまでの鉄道とは大きく異なる設計となるようです。
新しい技術に対応するための基地の完成が待ち遠しいですね。
こちらは車両基地の後方エリアです。
工事が着々と進んでいます。
回送線
地図に示された緑色の線路部分が、回送線の予定地です。
本線とは分離した形で建設が計画されており、回送線や引上線と呼ばれる種類の線路が敷設される予定です。
回送線予定地は、中部総合車両基地へ通じる現状の道路と平行しています。
しかし、現在はまだ草木が生い茂るだけの状態で、工事が始まる前の自然が残されています。
将来的にどのような形で整備されるのか、引き続き注目していきたいですね。
岐阜県駅周辺の様子
この周辺には高校もあるため、朝の通勤ラッシュ時には美乃坂本駅で降りた高校生たちが歩いて通学する姿が見られます。
リニア開業まではまだ数年かかる見通しですが、岐阜県駅周辺は街が最も変化している地域の一つです。
岐阜県駅は高架駅として建設され、線路は複数層に分かれる設計となっています。
具体的には、停車線と通過線の両方が整備され、新幹線の駅に近い構造になる予定です。
また、先ほど紹介した回送線は車両基地へつながる重要な線路として機能する計画です。
高架駅の建設により、この傾斜地帯にはさらに高い建物が増える見込みです。
濃尾横断自動車道も建設
リニア中央新幹線の岐阜県駅に合わせて、恵那ICと中津川ICの間には以下のような施設も計画されています。
- 恵那サービスエリアにスマートICの設置
- JCT(ジャンクション)の建設による濃尾横断自動車道への接続
濃尾横断自動車道のルートは岐阜県駅を越え、木曽川に架かる美恵橋までつながる計画です。
工事現場では橋脚の建設が進んでおり、将来的に地域の交通アクセスが大きく向上することが期待されています。
まとめ
リニア中央新幹線の開業は延期されているものの、その関連施設の建設は着実に進んでいます。
特に岐阜県駅や中部総合車両基地は、中津川市の未来に大きな影響を与えるでしょう。
岐阜県駅周辺の大規模な工事や濃尾横断自動車道の建設により、地域全体の利便性が向上し、新たな発展が見込まれます。
これからも工事の進展を追い、変わりゆく中津川市の姿をお伝えしていきます。
中部総合車両基地予定地
住所: 岐阜県中津川市千旦林地図:→中部総合車両基地予定地の地図 (GoogleMAPS)
経度緯度:
世界測地系 北緯:35.28.57.2 東経:137.28.02.5
日本測地系(カーナビ) 北緯:35.28.45.6 東経:137.28.13.3
マップコード:178 221 463*84
この記事が役に立ったら、シェアやいいねをお願いします!
SNSに掲載した投稿を「いいね」「リポスト」していただくと運営の励みになります。
皆さんから記事の「共有」や拡散がさらにやる気があがります。
リニア中央新幹線の記事一覧
参考になったサイト
- 岐阜県恵那土木事務所濃飛横断自動車道(中津川工区)のこれまでの経緯と、今後の予定について
https://www.pref.gifu.lg.jp/uploaded/attachment/15649.pdf?utm_source=chatgpt.com
新しい記事をお届けします
この記事についてフィードバッグ
「リニア中央新幹線の未来:岐阜県駅と中部総合車両基地がもたらす中津川市の変貌」の記事につきまして、ご意見・フィードバックなどありましたら、お気軽にお問い合わせください。
また、全体のお問い合わせや、岐阜県にてお店のオープン情報などもお気軽に教えてください。(自薦他薦問わず)
また、全体のお問い合わせや、岐阜県にてお店のオープン情報などもお気軽に教えてください。(自薦他薦問わず)
直近の記事
明日の日記は何かな!
- 次号の予定はコラム未来日記も随時更新中
今読まれている記事
01月07日 07:00
01月04日 07:01
01月05日 07:00
01月04日 17:00
09月29日 07:00
12月30日 07:00
01月03日 07:00
このページは何?
コラム更新日記は日々変化する街の様子・人の動きなどを楽しくキャッチし、皆さまと 一緒に体験し楽しむことを目的にしているサイトです。 是非、皆様と一緒に街の変化を楽しませてくださいね。重要な事は下記をご覧ください