2025年11月14日 07:00
発行 第11925号
岐阜県大垣市は、県内で岐阜市に次ぐ第2の都市です。
かつて「水都(すいと)」と呼ばれるほど、豊かな地下水に恵まれた“水の都”として知られ、今もその恵みは市の随所に息づいています。
戦後には、水資源を生かした紡績工場が集まり、産業の発展を支えました。
さらに江戸時代には、東海道の難所である熱田〜桑名間の船渡しを避けるために、東海道の宮宿(熱田)から中山道の垂井宿を結ぶ脇往還『美濃路』が整備され、大垣は宿場町としても賑わいました。
その美濃路沿いに店を構え、今も大垣を代表する老舗和菓子店が「御菓子つちや(槌谷)」です。
今回、その「御菓子つちや」が原点に立ち返り、新たな工場を建設するとのこと。
実際にどんな場所になるのか、確認してみました。
この「つちやの新工場」というニュースを聞いて、私(筆者)が真っ先に思い出したお菓子があります。
かつて「水都(すいと)」と呼ばれるほど、豊かな地下水に恵まれた“水の都”として知られ、今もその恵みは市の随所に息づいています。
戦後には、水資源を生かした紡績工場が集まり、産業の発展を支えました。
さらに江戸時代には、東海道の難所である熱田〜桑名間の船渡しを避けるために、東海道の宮宿(熱田)から中山道の垂井宿を結ぶ脇往還『美濃路』が整備され、大垣は宿場町としても賑わいました。
その美濃路沿いに店を構え、今も大垣を代表する老舗和菓子店が「御菓子つちや(槌谷)」です。
今回、その「御菓子つちや」が原点に立ち返り、新たな工場を建設するとのこと。
実際にどんな場所になるのか、確認してみました。
この「つちやの新工場」というニュースを聞いて、私(筆者)が真っ先に思い出したお菓子があります。
目次 (読むのに約6分)
つちやの銘菓って知っている?

いきなり関係者の方が読んでいたら、大変申し訳ないのですが…。
筆者は実は、つちやのおゝ垣を食べて育った者でもあり、つちやの銘菓といえば「柿羊羹」も有名ですが、それよりもおゝ垣のチョコレート味を食べたくて、兄弟で取り合った思い出があります。
おゝ垣はブッセ状のお菓子で、中にはチョコレート味・オレンジ味などが入っていて、外側のサクサク感と内側のふわっと感が魅力。
幼少期から何度もお世話になっている、思い出深いお菓子です。
現在のつちやの工場の場所

工場はお隣の垂井町にあり、山を少し登った場所にあります。
そのため、地元の方でも場所に気づきにくいかもしれません。

この既存工場は昭和45年(1970年)に竣工し、50年以上の歴史があります。
工場敷地内には柿の木も育てられており、銘菓「柿羊羹」に使われているとのことです。
新工場の様子

新工場は本店の裏手、大垣郵便局の北側に位置する土地に建設中です。
プレスリリースによると、これは「創業の地である大垣市中心部での生産にこだわる」という、まさに“原点回帰”の取り組みとのこと。
また、新工場に直売所や工場見学コースが併設されるかどうかも、現時点では発表されていませんでした。
今後の情報が楽しみですね。
2026年からの生産開始を予定しており、代表銘菓「柿羊羹」やその他の柿菓子、季節の和菓子・上生菓子の製造を行う予定となっています。
なお、既存工場の今後についてはプレスリリースなどでは触れられていませんでした。

現場の標識には労災保険の期間が「2025年12月28日まで」と記載されており、年内完成を目指して工事が進められていることがうかがえます。
まとめ
大垣市には、宿場町時代から続く老舗和菓子店が今も健在です。
・宝暦5年(1755年)創業の御菓子つちや
・寛政10年(1798年)創業の金蝶園総本家
・文久2年(1862年)創業の餅惣(もちそう)
和菓子では無いけど
・安政6年(1859年)創業の田中屋せんべい総本家
中でも最も歴史の古い「御菓子つちや」は、創業の地に近い場所で新しい工場を建設し、地元産の素材を使ったお菓子作りを続けています。
大垣駅前では、駅前通りを南へ貫通させる再整備が行われ、街の構造も大きく変わりました。
かつての街道の役割は終わりましたが、地域に根ざした和菓子作りはこれからも続きます。
ぜひ一度、銘菓「柿羊羹」や、筆者の思い出の味「おゝ垣」を味わってみてください。
AIによるこの記事のまとめ
情報の網羅性スコア:92/100
- ポイント1: 老舗「御菓子つちや」が創業地・大垣市に新工場を建設中で、現地確認では本店裏手に位置しており2025年内の完成を目指している様子が紹介されています。
- ポイント2: 新工場では代表銘菓「柿羊羹」や季節の和菓子などを生産予定で、直売所や見学施設の有無は未発表ながらも“原点回帰”の姿勢が強調されています。
- ポイント3: 記事は筆者の個人的な思い出や現地での工場確認、写真・地図の提示により、企業情報に加え地域文化としての和菓子産業の継承も丁寧に伝えています。
よくある質問(FAQ)
- Q. 槌谷の新工場はどこに建設されていますか?
- A. 大垣市の俵町本店裏手、大垣郵便局の北側に建設中です。
- Q. 新工場では直売や工場見学ができますか?
- A. 現時点で直売所や見学コースの有無は発表されていません。
- Q. 槌谷の代表銘菓には何がありますか?
- A. 「柿羊羹」や「おゝ垣」などが代表的な和菓子です。
- Q. 新工場の稼働はいつからですか?
- A. 2026年からの本格稼働を予定しています。
- Q. 既存の工場は今後どうなりますか?
- A. 現時点では今後の活用方針については明らかになっていません。
御菓子つちや 俵町本店の概要
店名: 御菓子つちや 俵町本店
住所: 岐阜県大垣市俵町39
営業時間: 9時00分~17時00分
定休日: 不定休
地図リンク:
・御菓子つちや 俵町本店の詳細地図を見る
・Google Mapsで見る
・ヤフー地図で見る
あわせて読みたい記事(大垣市)
2025年11月11日 18:00
2025年11月08日 07:00
2025年11月06日 07:00
2025年10月26日 17:00
2025年10月23日 07:00
2025年10月16日 07:00
2025年10月09日 07:00
2025年09月24日 07:00
2025年09月11日 07:00
参考になったサイト
この記事についてフィードバッグ
「御菓子つちや、大垣市本店裏手に新工場を建設中。2026年稼働予定で銘菓「柿羊羹」など製造へ。」の記事につきまして、ご意見・フィードバックなどありましたら、お気軽にお問い合わせください。
また、全体のお問い合わせや、岐阜県にてお店のオープン情報などもお気軽に教えてください。(自薦他薦問わず)
また、全体のお問い合わせや、岐阜県にてお店のオープン情報などもお気軽に教えてください。(自薦他薦問わず)
今読まれている記事
11月15日 07:00
11月12日 07:00
08月25日 07:00
04月07日 17:00
10月31日 07:00
08月15日 07:00
このページは何?
コラム更新日記とは、地元住みのライターがお届けする、地元のワクワク共有サイトです。
岐阜を中心とした中部のスーパーマーケットや商業施設の最新情報や店舗レポートなど、地域の商業動向を詳しく紹介しています。
毎日記事を更新していますので、ぜひブックマークしてお楽しみください!
このレポートは、筆者が現地で調査した結果を基に作成されています。
一次取材/撮影:かぴばら
岐阜を中心とした中部のスーパーマーケットや商業施設の最新情報や店舗レポートなど、地域の商業動向を詳しく紹介しています。
毎日記事を更新していますので、ぜひブックマークしてお楽しみください!
このレポートは、筆者が現地で調査した結果を基に作成されています。
一次取材/撮影:かぴばら
重要なことは下記リンクをご覧ください:


















































