2024年8月21日掲載
2021年08月31日 (火) 07時00分 発行 第10130号
中部横断自動車道!山梨-静岡間が全線開通で新直轄方式で整備された無料区間まで走ってみました
アーカイブ 過去の情報ですご注意ください最終編集:2021年08月31日 08:41
筆者:かぴばら
2021年8月29日!午後4時に中部横断自動車道の山梨県と静岡県を結ぶ区間74.3kmの区間のうち、最後の13.2km区間が開通し、いよいよ全線開通しました。
約20年前に中央自動車道にできた双葉JCT-白根IC間開通から20年ということで、早速走りに行ってきました。
(中部横断自動車道)
この計画はとてもおもしろくてですね。
本来は新東名高速道路の新清水JCTを起点として、山梨県の中央自動車道を通り、長野県の上信越自動車道の佐久小諸JCTまでを結ぶ地域高速道路と言う事になります。
そのため、長野県から岐阜県・福井県へ結ぶ「中部縦貫自動車道」みたいに既存の高速道路区間を通る。
現在の高速道路を補完する意味もあるのですね。
今回の開通にて、静岡県の清水港から日本海側の各港を結ぶ高速道路ができた事で、太平洋と日本海側を結ぶ貴重な高速道路でもあります。
日本にも日本を横断する運河を作り、日本海側、ロシアや韓国に行き来する貨物船の通行料を取ろうと言う計画が少しばかり浮上したように…。
日本の2つの海を結ぶ高速道路ということで、今後も新しい流れが始まりそうです。
(山梨-静岡間)
今回開通した山梨-静岡間というのは、もう初めの開通から20年も経過しており、とにかくこの国道52号を走らないと、山梨県と静岡県を行き来出来なかった事から、とても大変な区間でもありました。
(無料区間)
さらに全線開通した一部区間の「28.3km」は国土交通省施行直轄高速区間と言いまして、国や自治体が負担する新しい高速道路の建設事業ということで、無料区間となっております。
新しい事業形態っていう事で当たっていますよね。
(中部縦貫自動車道)
いざ!新清水JCTから「中部縦貫自動車道」に入り、今回の開通区間へ走行を開始しました。
本来は新清水JCTも下道で富沢ICくらいまで行きたかったのです。
しかし、静岡市で別件に時間が掛かってしまいましたので、高速道路を使いました。
(中部横断自動車道)
比較的まっすぐ作られた走りやすい高速道路です。
でも、開通直後って言うのはですね。
皆さん集まって一斉に走り出すタイミングもあって、どうしても混雑しちゃうのです。
ちなみに↑は反対側がすごく混んでいました。
(渋滞)
そんな渋滞に突入しちゃったので、一旦休憩をすることに…。
(道の駅なんぶ)
無料区間内でもある、南部ICで一旦降りて時間を潰すことにしまして、道の駅なんぶを堪能しておりました。
南部ICから、そのまま道の駅内に入ることができますので、とても便利です。
(アーケード)
道の駅とかこういう作り多いですね。
2つの建物の間に屋根を作ることで、オープンな広場を作り、雨の日でも並べられるようになっているスペース。
(シャインマスカット)
生産者さんもこの日の為に大切に育てた、特上のまんまるの大きなぶどうがすごく並んでいました。
めっちゃ美味しそう…。
(中部横断自動車道)
さっそく無料区間を走ってみましたが、やっぱり高速道路を使っちゃうようになりますよね…。
でも、無料区間ならさらに降りやすいメリットもあります。
(六郷IC)
今回は六郷ICまで走ってみました。
六郷ICから、国道へ戻り甲府方面へ行くのが、直行って言うより一歩戻る感じになっているので、ちょっと面倒ですね。
無料区間と言う物があることで、実際問題気になっているのは、高速道路の料金。
料金の計算方法は一部の高速道路を除き、初乗り150円課金に、1kmあたりの距離で決まっています。
でも、100km走ると25%、200kmを超える部分について30%と言う形で割引制度があります。
1区間だけだと高いけど、東京大阪間は一気に走ると200km超えで安くなっている。
今回は無料区間に入る為、ルートの中間に今回の中部横断自動車道を通るルートになると、途中で料金清算をされてしまいますよね?
そうなると100kmや200kmの値引きどうなるのかな?って思っています。
例えば静岡県の清水ICから、甲府昭和ICまで走るとします。
1.清水ICから富沢までの区間 880円
2.六郷から甲府昭和までの区間 1030円
の2つの区間で2度料金を払うことになります。
そこで中部横断自動車道を通る100kmと通らない100kmの料金の違いを調べてみました。
清水から岡崎東=131.8km=3,520円
清水から諏訪=132.3km=3,140円(無料区間あり)
無料区間を走ることで、有料の区間では100km超えにはなっていません。
でも、無料区間があるようで、合計金額は安くなってます。
200kmを超えて、2つのルートを走っても行ける所を探してみました。
※三ヶ日ICから長野ICまでの区間です。どっちのルートもほぼ同じ距離になります。
愛知側の新東名・東海環状・中央道=7,660円
今回の新東名・中部横断・中央道=7,670円
2つのルートで走った場合、中部横断を通ると双方で200km超えにはならないので、値引きがなくなります。
さらにETC車の場合、恵那山トンネルなどの計算方法が安くなるので、10円安い計算になるようです。
高速道路料金に複数のルートがある場合、一番安いルートの2倍を超えなければ、どのルートで走行しても、一番安いルートで計算されると言う仕組みがあります。
しかし、今回の場合は、一度精算をしてしまいますので、さらに料金計算が複雑になります。
無料区間があるっていうのも、一長一短だな!と思う瞬間でした。
ということで、今後はより時間短縮を狙ったルートで走れば問題はなさそうですね。
ドンドン変わる日本の物流ということで、早速走ってきました。
Youtube:祝!E52中部横断自動車道・山梨ー静岡間全線開通で無料区間を走ってきました
こういうのは、本当日本の未来の為にも、よいものだと思います。
というこで、中部横断自動車道をさっそく走ってきました。
地図:→道の駅なんぶの地図 (GoogleMAPS)
経度緯度:
世界測地系 北緯:35.18.21.0 東経:138.26.49.6
日本測地系(カーナビ) 北緯:35.18.09.3 東経:138.27.00.7
マップコード:483 804 270*72
約20年前に中央自動車道にできた双葉JCT-白根IC間開通から20年ということで、早速走りに行ってきました。
目次
中部横断自動車道となどんな道路?
(中部横断自動車道)
この計画はとてもおもしろくてですね。
本来は新東名高速道路の新清水JCTを起点として、山梨県の中央自動車道を通り、長野県の上信越自動車道の佐久小諸JCTまでを結ぶ地域高速道路と言う事になります。
そのため、長野県から岐阜県・福井県へ結ぶ「中部縦貫自動車道」みたいに既存の高速道路区間を通る。
現在の高速道路を補完する意味もあるのですね。
今回の開通にて、静岡県の清水港から日本海側の各港を結ぶ高速道路ができた事で、太平洋と日本海側を結ぶ貴重な高速道路でもあります。
日本にも日本を横断する運河を作り、日本海側、ロシアや韓国に行き来する貨物船の通行料を取ろうと言う計画が少しばかり浮上したように…。
日本の2つの海を結ぶ高速道路ということで、今後も新しい流れが始まりそうです。
中部横断自動車道の山梨-静岡間
(山梨-静岡間)
今回開通した山梨-静岡間というのは、もう初めの開通から20年も経過しており、とにかくこの国道52号を走らないと、山梨県と静岡県を行き来出来なかった事から、とても大変な区間でもありました。
(無料区間)
さらに全線開通した一部区間の「28.3km」は国土交通省施行直轄高速区間と言いまして、国や自治体が負担する新しい高速道路の建設事業ということで、無料区間となっております。
新しい事業形態っていう事で当たっていますよね。
開通直後を走行
(中部縦貫自動車道)
いざ!新清水JCTから「中部縦貫自動車道」に入り、今回の開通区間へ走行を開始しました。
本来は新清水JCTも下道で富沢ICくらいまで行きたかったのです。
しかし、静岡市で別件に時間が掛かってしまいましたので、高速道路を使いました。
(中部横断自動車道)
比較的まっすぐ作られた走りやすい高速道路です。
でも、開通直後って言うのはですね。
皆さん集まって一斉に走り出すタイミングもあって、どうしても混雑しちゃうのです。
ちなみに↑は反対側がすごく混んでいました。
(渋滞)
そんな渋滞に突入しちゃったので、一旦休憩をすることに…。
道の駅なんぶへ
(道の駅なんぶ)
無料区間内でもある、南部ICで一旦降りて時間を潰すことにしまして、道の駅なんぶを堪能しておりました。
南部ICから、そのまま道の駅内に入ることができますので、とても便利です。
(アーケード)
道の駅とかこういう作り多いですね。
2つの建物の間に屋根を作ることで、オープンな広場を作り、雨の日でも並べられるようになっているスペース。
(シャインマスカット)
生産者さんもこの日の為に大切に育てた、特上のまんまるの大きなぶどうがすごく並んでいました。
めっちゃ美味しそう…。
無料区間は富沢IC~六郷ICまで
(中部横断自動車道)
さっそく無料区間を走ってみましたが、やっぱり高速道路を使っちゃうようになりますよね…。
でも、無料区間ならさらに降りやすいメリットもあります。
(六郷IC)
今回は六郷ICまで走ってみました。
六郷ICから、国道へ戻り甲府方面へ行くのが、直行って言うより一歩戻る感じになっているので、ちょっと面倒ですね。
高速道路の料金はどうなるの?
無料区間と言う物があることで、実際問題気になっているのは、高速道路の料金。
料金の計算方法は一部の高速道路を除き、初乗り150円課金に、1kmあたりの距離で決まっています。
でも、100km走ると25%、200kmを超える部分について30%と言う形で割引制度があります。
1区間だけだと高いけど、東京大阪間は一気に走ると200km超えで安くなっている。
今回は無料区間に入る為、ルートの中間に今回の中部横断自動車道を通るルートになると、途中で料金清算をされてしまいますよね?
そうなると100kmや200kmの値引きどうなるのかな?って思っています。
例えば静岡県の清水ICから、甲府昭和ICまで走るとします。
1.清水ICから富沢までの区間 880円
2.六郷から甲府昭和までの区間 1030円
の2つの区間で2度料金を払うことになります。
そこで中部横断自動車道を通る100kmと通らない100kmの料金の違いを調べてみました。
清水から岡崎東=131.8km=3,520円
清水から諏訪=132.3km=3,140円(無料区間あり)
無料区間を走ることで、有料の区間では100km超えにはなっていません。
でも、無料区間があるようで、合計金額は安くなってます。
200kmを超えて、2つのルートを走っても行ける所を探してみました。
※三ヶ日ICから長野ICまでの区間です。どっちのルートもほぼ同じ距離になります。
愛知側の新東名・東海環状・中央道=7,660円
今回の新東名・中部横断・中央道=7,670円
2つのルートで走った場合、中部横断を通ると双方で200km超えにはならないので、値引きがなくなります。
さらにETC車の場合、恵那山トンネルなどの計算方法が安くなるので、10円安い計算になるようです。
高速道路料金に複数のルートがある場合、一番安いルートの2倍を超えなければ、どのルートで走行しても、一番安いルートで計算されると言う仕組みがあります。
しかし、今回の場合は、一度精算をしてしまいますので、さらに料金計算が複雑になります。
無料区間があるっていうのも、一長一短だな!と思う瞬間でした。
ということで、今後はより時間短縮を狙ったルートで走れば問題はなさそうですね。
ドンドン変わる日本の物流ということで、早速走ってきました。
動画も作ってみました
Youtube:祝!E52中部横断自動車道・山梨ー静岡間全線開通で無料区間を走ってきました
こういうのは、本当日本の未来の為にも、よいものだと思います。
というこで、中部横断自動車道をさっそく走ってきました。
道の駅なんぶ
住所: 山梨県南巨摩郡南部町中野地図:→道の駅なんぶの地図 (GoogleMAPS)
経度緯度:
世界測地系 北緯:35.18.21.0 東経:138.26.49.6
日本測地系(カーナビ) 北緯:35.18.09.3 東経:138.27.00.7
マップコード:483 804 270*72
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