2025年3月1日掲載
2025年03月15日 (土) 07時00分 発行 第11597号
【国道23号 名豊道路】蒲郡IC〜豊川為当ICが全線開通!渋滞は本当に解消した?
初版 フィードバッグお待ちしています最終編集:2025年03月15日 07:05

3月8日は土曜日だったため、週明けの月曜日の朝、まさに通勤ラッシュの時間帯に国道23号蒲郡バイパスの蒲郡ICから豊川為当ICまで実際に走ってみました。
前回の記事はこちらをご覧ください。
3月8日開通!国道23号名豊道路が全線開通、蒲郡の渋滞はどうなる?
目次
- 名豊道路だけじゃなく国道23号視点で見る
- 名豊道路のスタート
- 高速道路を走れるのは限定されている
- やっと開通した
- とにかく走れる道路
- 豊沢トンネルの謎
- まとめ
- 余談
- 今回開通する蒲郡バイパスの概要
- AIによるこの記事の解説
- あわせて読みたい記事
- 参考になったサイト
名豊道路だけじゃなく国道23号視点で見る

国道23号の始点は伊勢神宮内宮前。
目の前には宇治橋鳥居があり、とても神聖な場所を出発点としています。
その国道23号は、三重県から愛知県をぐるっと回って、今回の名豊道路の終点でもある愛知県豊橋市の国道1号との合流まで続きます。
経済の大動脈として、関西方面からつながる国道25号の名阪国道から、静岡県浜松市の国道1号までをより安定させるために計画されたのが名豊道路。
その役割は非常に大きいと言えます。
名豊道路のスタート

名豊道路の始まりは愛知県豊明市阿野町。
国道23号と国道1号が分岐する地点が起点です。
筆者もまだ愛知県西三河をよく知らなかった頃、少しずつ整備が進む豊橋東バイパス・豊橋バイパスを見て、「飛び地のようなルートを繋げようとしているんだ」と知りました。
その頃から、国道1号よりも国道23号の快適さを実感するようになりました。
高速道路を走れるのは限定されている
過去にトラックドライバーの方々から話を伺ったことがあります。
関西圏や東海圏を往復しているドライバーは、「高速道路は幻」とよく言います。
九州から関東への長距離輸送では高速道路の利用が不可欠ですが、関西圏や東海圏といった中距離の輸送では、高速道路利用率は相対的に低いのが現状です。
そのため、国道25号や国道23号は、中距離輸送において非常に重要な路線となっています。

名豊道路が全線つながるまでは、蒲郡IC周辺では昼夜を問わずトラックの出入りが多く、「眠らない道路」とも言える様相でした。

やっと開通した

無事に開通した蒲郡ICですが、通勤ラッシュの時間帯に走ってみると、蒲郡ICで降りるトラックも多く見られました。
その理由は、東名高速道路の音羽蒲郡ICや、新東名の岡崎東ICにアクセスしやすいためです。
とにかく走れる道路

蒲郡ICを過ぎると、渋滞もなく、あっという間に豊川市に到着。
今回開通した区間には以下のトンネルがあります。
・五井トンネル 299m
・国坂トンネル 678m
・豊沢トンネル 537m
この中でも注目は豊沢トンネルです。
豊沢トンネルの謎
豊沢トンネルは、公式発表では336メートルとされていますが、現地の看板には537メートルと記載されています。

実はアーチ型の山岳トンネル部分が336メートルで、箱型構造(ボックスカルバート)を含めた全長が537メートルになっているのです。
箱型構造が採用されたのは、土被りが浅く、地質が不安定なため。
こうした長大な箱型構造は珍しく、豊沢トンネルはその特殊な事例と言えます。
まとめ

これまで蒲郡市内を迂回していた場合、20〜30分かかっていた区間が、わずか10分で走り終えることができました。
カップラーメン3個分の時間短縮と言えますが、その実現には莫大な時間と情熱が注がれています。
日本の大動脈とも言える中部圏の道路は、信号のない区間が約72.7キロメートル続く新たな幹線道路となりました。
今後は全線4車線化の実現も期待したいところです。
余談
筆者による車載動画も作成しました。
ぜひ参考にしてみてください。

Youtube:【名豊道路】国道23号蒲郡ICから豊川為当ICまで走行!渋滞は減った?
今回開通する蒲郡バイパスの概要
道路名: 今回開通する蒲郡バイパス
住所: 愛知県蒲郡市
地図リンク:
・今回開通する蒲郡バイパスの詳細地図を見る
・Google Mapsで見る
・ヤフー地図で見る
経度緯度(世界測地系)
・北緯:34.83998293775324
・東経:137.26365210609947
AIによるこの記事の解説
- ポイント1: 国道23号名豊道路が計画開始から53年を経て、3月8日に全線開通。蒲郡ICから豊川為当ICまでの区間は、通勤ラッシュ時でもスムーズな走行が可能になった。
- ポイント2: 名豊道路は、関西と東海圏の中距離輸送において重要な幹線であり、トラック輸送の効率化に大きく貢献。東名高速や新東名へのアクセスも改善された。
- ポイント3: 豊沢トンネルはアーチ型と箱型構造を組み合わせた特殊な設計。公式発表と現地表示の距離差はこの構造によるもので、地質の問題を解決するための工夫が施されている。
情報の網羅性スコア:90/100
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