2024年11月21日掲載
2021年08月22日 (日) 07時00分 発行 第10121号
名神高速道路の魔のカーブとも言われた岐阜県関ヶ原の今須トンネルの旧区間今須カーブを下道で見てみました
アーカイブ 過去の情報ですご注意ください最終編集:2022年02月01日 15:54
筆者:かぴばら
今は高速道路が建設される際、その土地に歴史的な物がないか調査をしてから、建設されるのが当たり前になっており、東海環状自動車道の大垣西ICの所も建設前に大規模な発掘調査がありました。
それくらい高速道路は、建設したら、替わる事がない。それくらい大切な工事でもあります。
日本の高速道路の中でも1番の開通でもあるのが、1963年(昭和38年)7月16日の名神高速道路の栗東ICから尼崎IC間でもあります。
あの写真でもよく、大阪と京都間の一直線の区間の写真が使われることがあり、日本で初めての高速道路は、名神高速道路なのですね。
その後、1964年(昭和39年)4月には関ヶ原ICまでが開通することになり、その当時ついにあの今須カーブの区間が開通します。
(今須カーブの区間)
こちらですね。
関ヶ原ICまでが開通すると、↑の地図のポイントなのですが、日本で1番の高速道路ともあり、工事がものすごく急がれていたこともあり、今須カーブは需要などの見込から、トンネル工事無しでの開通となりました。
(1978(昭和53)頃の今須カーブの区間:出典・国土地理院空中写真を切り抜き)
本当便利な時代でしてね。
私がこの記事の事を知ったのは、15年くらい前。
この日記が、まだ普通のブログだった頃です。
マウンテンバイクで、このあたりを颯爽と走っていた頃。
目の前にある高速道路の橋脚っぽい盛り土のトンネルにもなっているコンクリートの建築物の塊の存在を知った時くらいです。
その当時の資料でも、やっと旧の高速道路だった事を知り、この日記でも執筆しているのですが、もう古すぎて消えているはず。
さらに最近また今須トンネルのことが、道路関係のいろいろなサイトにも掲載されるようになり、今一度ちゃんと自分も記事と動画にしたく、再度訪れた次第です。
(今須トンネル後の合流区間)
と言う事で、現代に戻ります。
先日撮影してきましたが、↑の赤い所の盛り土。
自然にできた物なら、違和感ありますよね。
実は…。
旧今須カーブがあった時の高速道路の跡地です。
赤い矢印に沿って、右側の現在の区間と合流している所まで、盛り土の高速道路となっておりました。
その期間、開通後から15年位だそうです。
(今須カーブの盛り土)
自分がこの廃道の事を知った時、↑のように盛り土に登れる道はなかったのですが、今はどちらの土地なのでしょうね。
この小貝戸橋もなく。隣に小さい橋があったのが、↑の国土地理院の空中写真でわかります。
(盛り土区間)
魔のカーブ友いわれた今須カーブは、とにかく傾斜と左右の連続カーブと最大の急カーブの組み合わせ。
雨の日ともなると、事故が多発したそうです。
(今須カーブのポイント)
ここが今須カーブのポイント。
急な傾斜と急激なカーブ。
当時とにかく急いで高速道路を建設しろ!と言う風潮の中で、トンネルはなるべく少なく。と言うことで、今須カーブは建設されたそうですが、事故が多いとね。
(今須カーブの象徴)
これが現在の今須カーブの象徴でもあるコンクリートですね。
彦根117と書かれ、117キロポストの旧ポイントでもあります。
ちなみに今の117キロポストのポイントは…。
(関ヶ原町上水道)
浄水施設となっておりました。
確かに公共の施設してつかうには、傾斜があるポイントで、この浄水場から流れる水は、さらに標高が低いポイントです。
(今須トンネルの上)
ということで、現在の今須トンネルの上側にやってきました。
右上奥にあるのが、既存の道路と、旧道路の分岐した区間で、使われなくなった道路区間は、高速道路関係の管理会社の土地になっております。
Youtube:もう誰も走らない廃高速道路!「魔のカーブ」とも言われた名神高速道路の現今須トンネルの旧区間
日本でも珍しい廃高速道路。
その他には、都心に近づくとある、右ルート・左ルートと分岐する区間があるように、渋滞対策で、変わったポイントがあるくらいで…。
全く走らなくなったポイントは、この旧今須カーブのポイントくらいだそうです。
日本で1番の高速道路でもある為、手探りだったことも伺える貴重なポイントなのでした。
地図:→旧今須カーブの地図 (GoogleMAPS)
経度緯度:
世界測地系 北緯:35.20.46.0 東経:136.26.41.9
日本測地系(カーナビ) 北緯:35.20.34.4 東経:136.26.52.4
マップコード:242 038 142*05
それくらい高速道路は、建設したら、替わる事がない。それくらい大切な工事でもあります。
目次
魔のカーブ!今須カーブ
日本の高速道路の中でも1番の開通でもあるのが、1963年(昭和38年)7月16日の名神高速道路の栗東ICから尼崎IC間でもあります。
あの写真でもよく、大阪と京都間の一直線の区間の写真が使われることがあり、日本で初めての高速道路は、名神高速道路なのですね。
その後、1964年(昭和39年)4月には関ヶ原ICまでが開通することになり、その当時ついにあの今須カーブの区間が開通します。
今須カーブの区間
(今須カーブの区間)
こちらですね。
関ヶ原ICまでが開通すると、↑の地図のポイントなのですが、日本で1番の高速道路ともあり、工事がものすごく急がれていたこともあり、今須カーブは需要などの見込から、トンネル工事無しでの開通となりました。
(1978(昭和53)頃の今須カーブの区間:出典・国土地理院空中写真を切り抜き)
本当便利な時代でしてね。
私がこの記事の事を知ったのは、15年くらい前。
この日記が、まだ普通のブログだった頃です。
マウンテンバイクで、このあたりを颯爽と走っていた頃。
目の前にある高速道路の橋脚っぽい盛り土のトンネルにもなっているコンクリートの建築物の塊の存在を知った時くらいです。
その当時の資料でも、やっと旧の高速道路だった事を知り、この日記でも執筆しているのですが、もう古すぎて消えているはず。
さらに最近また今須トンネルのことが、道路関係のいろいろなサイトにも掲載されるようになり、今一度ちゃんと自分も記事と動画にしたく、再度訪れた次第です。
旧高速道路を散策
(今須トンネル後の合流区間)
と言う事で、現代に戻ります。
先日撮影してきましたが、↑の赤い所の盛り土。
自然にできた物なら、違和感ありますよね。
実は…。
旧今須カーブがあった時の高速道路の跡地です。
赤い矢印に沿って、右側の現在の区間と合流している所まで、盛り土の高速道路となっておりました。
その期間、開通後から15年位だそうです。
(今須カーブの盛り土)
自分がこの廃道の事を知った時、↑のように盛り土に登れる道はなかったのですが、今はどちらの土地なのでしょうね。
この小貝戸橋もなく。隣に小さい橋があったのが、↑の国土地理院の空中写真でわかります。
(盛り土区間)
魔の今須カーブ
魔のカーブ友いわれた今須カーブは、とにかく傾斜と左右の連続カーブと最大の急カーブの組み合わせ。
雨の日ともなると、事故が多発したそうです。
(今須カーブのポイント)
ここが今須カーブのポイント。
急な傾斜と急激なカーブ。
当時とにかく急いで高速道路を建設しろ!と言う風潮の中で、トンネルはなるべく少なく。と言うことで、今須カーブは建設されたそうですが、事故が多いとね。
今須トンネルの方へ上ります
(今須カーブの象徴)
これが現在の今須カーブの象徴でもあるコンクリートですね。
彦根117と書かれ、117キロポストの旧ポイントでもあります。
ちなみに今の117キロポストのポイントは…。
(関ヶ原町上水道)
浄水施設となっておりました。
確かに公共の施設してつかうには、傾斜があるポイントで、この浄水場から流れる水は、さらに標高が低いポイントです。
(今須トンネルの上)
ということで、現在の今須トンネルの上側にやってきました。
右上奥にあるのが、既存の道路と、旧道路の分岐した区間で、使われなくなった道路区間は、高速道路関係の管理会社の土地になっております。
動画も準備しました
Youtube:もう誰も走らない廃高速道路!「魔のカーブ」とも言われた名神高速道路の現今須トンネルの旧区間
日本でも珍しい廃高速道路。
その他には、都心に近づくとある、右ルート・左ルートと分岐する区間があるように、渋滞対策で、変わったポイントがあるくらいで…。
全く走らなくなったポイントは、この旧今須カーブのポイントくらいだそうです。
日本で1番の高速道路でもある為、手探りだったことも伺える貴重なポイントなのでした。
旧今須カーブ
住所: 岐阜県不破郡関ケ原町今須地図:→旧今須カーブの地図 (GoogleMAPS)
経度緯度:
世界測地系 北緯:35.20.46.0 東経:136.26.41.9
日本測地系(カーナビ) 北緯:35.20.34.4 東経:136.26.52.4
マップコード:242 038 142*05
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