2024年3月29日掲載
2023年12月31日 (日) 07時00分 発行 第10993号
終章を迎えるゲンキー可児店:メガドラッグストアの未来と変化する戦略
熟成最終編集:2024年03月05日 09:12
筆者:かぴばら
岐阜県可児市に出店しておりましたゲンキーさんの大型店でもあるゲンキー可児店が、12月31日をもって一旦閉店することになりました。
今回は読者の方から教えていただきました。非常に感謝しています。さっそく閉店前の様子ですが、残り50店舗近いメガドラッグストアの1つを再確認してみました。
(ゲンキー可児店の地図)
お店の位置はこちらですね。
可児市でも比較的可児駅周辺でもなく、西可児の地域でもなく。
その中間の坂戸になります。
実はこのブログでも、ゲンキーさんを取り上げる前にはオープンしていたので、かなり年月が経過している店舗ですね。
(ゲンキー可児店)
写真が逆光で見づらく、恐縮ですが…
とにかく巨大なドラッグストアで、当時のメガドラッグストアには非常に興味を持っていました。
巨大なドラッグストアがどのようなものなのか、非常に興味深く思っていました。。
(ゲンキー可児店)
ゲンキーさんの2024年6月期第1四半期の決算短信を見ますと、四半期連結会計期間末における大型店の店舗数は54店舗となっております。
レギュラー店は354店舗と、大型店はゲンキーさんの店舗の内1/8まで減っています。
さらに売上比率を見ると、レギュラー店は370億60百万円(370.6億円)、大型店は97億36百万円(97.36億円)となっており、レギュラー店の1店舗当たりの平均売上は約1.05億円、大型店の平均売上は約1.80億円ということで、大型店の方が売上が高い事がわかります。
これが2000年代ゲンキーさんが大型店を増やす理由だったのかと思います。
しかし、現状では会計報告に記載されていないため、レギュラー店と大型店の利益率は不明です。このため、大型店が常に優れているわけではないようです。
あくまでも筆者の予想のレベルです。
現在ゲンキーさんの店舗前にある道路は、市道は可児市の都市計画でも2車線道路のままで、4車線化などの計画はありません。
(あくまでも予想)
駐車場を見ると、道路側に狭い土地があります。
この土地にレギュラー店を建てて、残った土地を駐車場にするのでは無いかと思われます。
(看板の位置)
看板が土地の東側にありますので、店舗は西側でないと隠れてしまいます。
そのため、このような配置になるのではないかと予想します。
他店の改装を見ると、大型店があった土地は地主さんに返却される見込みです。
そうすることで、ゲンキーさんの現在の主力商品は売り続けることができて、コストもかなり抑えた店舗に切り替えができます。
新店舗の建設を進めながらも営業を続けることが可能でしたが、工事中の出入り口が2箇所も塞がれるため、手続き的にそのまま休業を選択したのかもしれません。
ゲンキーさんの発表では、
「新築リニューアルのため、一時閉店のお知らせ」という告知になっています。
12月31日午後7時をもって閉店との事です。
新店舗のオープン時期は明らかになっておりませんが、可児店周辺の6店舗が最寄りのゲンキーさんになりますので、休業していても問題ないという判断でしょうか?
最近は大型店をレギュラー店に改装する事などに企業の方向性を切り替えている為、なかなかゲンキーさんの新しい方向性を確認することが出来ません。
でも、着実にレギュラー店に切り替わっていくゲンキーさんのお店なのでした。
地図:→ゲンキー可児店の地図 (GoogleMAPS)
経度緯度:
世界測地系 北緯:35.24.58.1 東経:137.01.56.2
日本測地系(カーナビ) 北緯:35.24.46.6 東経:137.02.06.9
マップコード:70 289 487*82
今回は読者の方から教えていただきました。非常に感謝しています。さっそく閉店前の様子ですが、残り50店舗近いメガドラッグストアの1つを再確認してみました。
目次
ゲンキー可児店の位置
(ゲンキー可児店の地図)
お店の位置はこちらですね。
可児市でも比較的可児駅周辺でもなく、西可児の地域でもなく。
その中間の坂戸になります。
実はこのブログでも、ゲンキーさんを取り上げる前にはオープンしていたので、かなり年月が経過している店舗ですね。
ゲンキー可児店の様子
(ゲンキー可児店)
写真が逆光で見づらく、恐縮ですが…
とにかく巨大なドラッグストアで、当時のメガドラッグストアには非常に興味を持っていました。
巨大なドラッグストアがどのようなものなのか、非常に興味深く思っていました。。
会計報告から見る大型店とレギュラー店の違い
(ゲンキー可児店)
ゲンキーさんの2024年6月期第1四半期の決算短信を見ますと、四半期連結会計期間末における大型店の店舗数は54店舗となっております。
レギュラー店は354店舗と、大型店はゲンキーさんの店舗の内1/8まで減っています。
さらに売上比率を見ると、レギュラー店は370億60百万円(370.6億円)、大型店は97億36百万円(97.36億円)となっており、レギュラー店の1店舗当たりの平均売上は約1.05億円、大型店の平均売上は約1.80億円ということで、大型店の方が売上が高い事がわかります。
これが2000年代ゲンキーさんが大型店を増やす理由だったのかと思います。
しかし、現状では会計報告に記載されていないため、レギュラー店と大型店の利益率は不明です。このため、大型店が常に優れているわけではないようです。
今後の計画
あくまでも筆者の予想のレベルです。
現在ゲンキーさんの店舗前にある道路は、市道は可児市の都市計画でも2車線道路のままで、4車線化などの計画はありません。
(あくまでも予想)
駐車場を見ると、道路側に狭い土地があります。
この土地にレギュラー店を建てて、残った土地を駐車場にするのでは無いかと思われます。
(看板の位置)
看板が土地の東側にありますので、店舗は西側でないと隠れてしまいます。
そのため、このような配置になるのではないかと予想します。
他店の改装を見ると、大型店があった土地は地主さんに返却される見込みです。
そうすることで、ゲンキーさんの現在の主力商品は売り続けることができて、コストもかなり抑えた店舗に切り替えができます。
新店舗の建設を進めながらも営業を続けることが可能でしたが、工事中の出入り口が2箇所も塞がれるため、手続き的にそのまま休業を選択したのかもしれません。
12月31日をもって大型店は閉店
ゲンキーさんの発表では、
「新築リニューアルのため、一時閉店のお知らせ」という告知になっています。
12月31日午後7時をもって閉店との事です。
新店舗のオープン時期は明らかになっておりませんが、可児店周辺の6店舗が最寄りのゲンキーさんになりますので、休業していても問題ないという判断でしょうか?
最近は大型店をレギュラー店に改装する事などに企業の方向性を切り替えている為、なかなかゲンキーさんの新しい方向性を確認することが出来ません。
でも、着実にレギュラー店に切り替わっていくゲンキーさんのお店なのでした。
ゲンキー可児店
住所: 岐阜県可児市坂戸字八幡806-1地図:→ゲンキー可児店の地図 (GoogleMAPS)
経度緯度:
世界測地系 北緯:35.24.58.1 東経:137.01.56.2
日本測地系(カーナビ) 北緯:35.24.46.6 東経:137.02.06.9
マップコード:70 289 487*82
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