2012年10月31日掲載
2022年10月15日 (土) 07時00分 発行 第10540号
日本を分断する電気のネットワークをつなぐ佐久間周波数変換所を見に行ってきました
記録最終編集:2022年10月15日 07:06
筆者:かぴばら
日本には残念ながら、先端技術を海外から取り入れる為に、東西で分断した技術を導入した事により、西日本は60Hzの交流・東日本は50Hzの交流と、電気に2種類のネットワークが出来てしまいました。
今から約12年くらい前に、その50Hzと60Hzを変換して、電力融通ができる施設新信濃変電所に行ってきましたが、その元祖でもある、佐久間周波数変換所を今回見に行ってきました。
(新信濃変電所:10年前の写真で荒いです)
東京電力管轄の「新信濃変電所」は、どちらかと言えば、その周辺にある水力発電所で発電した電気を首都圏に送電するために構築された変電所の1つでもあります。
「新信濃変電所」を見に行った翌年に東日本大震災が起こった訳なのですが、この時東京電力の電気不足を理由に輪番停電(計画停電)が実施されました。
もう11年も経過しているのですね。
さらに余談ですが、東日本大震災が起こった日は、イオンモール甲府昭和のソフトオープンの日だったりします。
私が帰宅したあとに、イオンモール内でも停電があったみたいですね。
東京電力の電気不足が懸念される中、できる事は、お隣の電気会社から電気融通。
つまりお隣のエリアから送電してもらう事ですよね。
東京電力の問題点は、北側は北陸電力。
西側は中部電力で、50Hzだったと言う点です。
この当時周波数変換所は3箇所しかなく。
・東清水変電所 当時は10万kWだったけど、緊急的に13万5千kWに増強
・新信濃変電所 現在は45万kW×2
・佐久間周波数変換所 30万kW
これじゃ福島原発の送電量を賄うことは出来なかったから、輪番停電(計画停電)に至った訳です。
(佐久間周波数変換所)
と言うことで、今回は周波数変換所の中でも一番古い施設でもある佐久間周波数変換所へ行ってみる事にしました。
(佐久間周波数変換所の場所)
今回向かった佐久間周波数変換所はこちらですね。
正直な話しかなり山奥です。
静岡県浜松市と言う浜松市広い!って感じでもありますが、向かってみました。
(三遠南信道)
三遠南信道を通り無事に到着。
以前三遠南信道を通った時には…。
工事中だった
(原田橋)
原田橋が開通していました。
でも、こちらには「ひらさわさんどうきょう」って書かれていますね。
(仮設道路)
この河川敷に仮設の道路が出来て、何度か通りましたが、やっと立派な橋になって復活。
(佐久間周波数変換所)
到着です。
南北で、60Hzと50Hzが分かれているそうです。
(佐久間周波数変換所)
実際の変換器は外にあるのが変換器変圧器で、周波数を変換しているのは、建屋内にある「光トリガサイリスタバルブ」を使った仕組みだそうです。
実際問題今回の佐久間周波数変換所は、また大震災のような事が起こった場合、エース的な電力融通をきかせる頼もしい施設ではありませんが、日本を分断している60Hzと50Hzの問題を一番目に考え出来た施設して、今も大切に活用されているのでした。
本当は高山市に出来た飛騨信濃周波数変換設備を見に行ってみたいのですがね。
近づけないのですよね。
震災後に出来た施設で、飛騨信濃周波数変換設備と新信濃変電所を結ぶ高圧電気設備は、直流でつながっているそうです。
日本で唯一交流の周波数が、中立の送電網なのですね。
地図:→佐久間周波数変換所の地図 (GoogleMAPS)
経度緯度:
世界測地系 北緯:35.04.56.2 東経:137.47.57.1
日本測地系(カーナビ) 北緯:35.04.44.4 東経:137.48.08.0
マップコード:386 576 427*17
今から約12年くらい前に、その50Hzと60Hzを変換して、電力融通ができる施設新信濃変電所に行ってきましたが、その元祖でもある、佐久間周波数変換所を今回見に行ってきました。
目次
災害時における電力不足
(新信濃変電所:10年前の写真で荒いです)
東京電力管轄の「新信濃変電所」は、どちらかと言えば、その周辺にある水力発電所で発電した電気を首都圏に送電するために構築された変電所の1つでもあります。
「新信濃変電所」を見に行った翌年に東日本大震災が起こった訳なのですが、この時東京電力の電気不足を理由に輪番停電(計画停電)が実施されました。
もう11年も経過しているのですね。
さらに余談ですが、東日本大震災が起こった日は、イオンモール甲府昭和のソフトオープンの日だったりします。
私が帰宅したあとに、イオンモール内でも停電があったみたいですね。
東京電力のお隣は中部電力と東北電力
東京電力の電気不足が懸念される中、できる事は、お隣の電気会社から電気融通。
つまりお隣のエリアから送電してもらう事ですよね。
東京電力の問題点は、北側は北陸電力。
西側は中部電力で、50Hzだったと言う点です。
この当時周波数変換所は3箇所しかなく。
・東清水変電所 当時は10万kWだったけど、緊急的に13万5千kWに増強
・新信濃変電所 現在は45万kW×2
・佐久間周波数変換所 30万kW
これじゃ福島原発の送電量を賄うことは出来なかったから、輪番停電(計画停電)に至った訳です。
佐久間周波数変換所へ
(佐久間周波数変換所)
と言うことで、今回は周波数変換所の中でも一番古い施設でもある佐久間周波数変換所へ行ってみる事にしました。
(佐久間周波数変換所の場所)
今回向かった佐久間周波数変換所はこちらですね。
正直な話しかなり山奥です。
静岡県浜松市と言う浜松市広い!って感じでもありますが、向かってみました。
(三遠南信道)
三遠南信道を通り無事に到着。
以前三遠南信道を通った時には…。
工事中だった
(原田橋)
原田橋が開通していました。
でも、こちらには「ひらさわさんどうきょう」って書かれていますね。
(仮設道路)
この河川敷に仮設の道路が出来て、何度か通りましたが、やっと立派な橋になって復活。
佐久間周波数変換所に到着
(佐久間周波数変換所)
到着です。
南北で、60Hzと50Hzが分かれているそうです。
(佐久間周波数変換所)
実際の変換器は外にあるのが変換器変圧器で、周波数を変換しているのは、建屋内にある「光トリガサイリスタバルブ」を使った仕組みだそうです。
実際問題今回の佐久間周波数変換所は、また大震災のような事が起こった場合、エース的な電力融通をきかせる頼もしい施設ではありませんが、日本を分断している60Hzと50Hzの問題を一番目に考え出来た施設して、今も大切に活用されているのでした。
本当は高山市に出来た飛騨信濃周波数変換設備を見に行ってみたいのですがね。
近づけないのですよね。
震災後に出来た施設で、飛騨信濃周波数変換設備と新信濃変電所を結ぶ高圧電気設備は、直流でつながっているそうです。
日本で唯一交流の周波数が、中立の送電網なのですね。
佐久間周波数変換所
住所: 静岡県浜松市天竜区佐久間町中部219-1地図:→佐久間周波数変換所の地図 (GoogleMAPS)
経度緯度:
世界測地系 北緯:35.04.56.2 東経:137.47.57.1
日本測地系(カーナビ) 北緯:35.04.44.4 東経:137.48.08.0
マップコード:386 576 427*17
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